「福岡に行きました」第2弾は観光編です。春の日本周遊の旅のときに宗像(むなかた)大社など古めの神社は廻ったのですが、今回はそのときにいけなかった神社やお寺に福岡市だけでなく久留米市にも脚を伸ばしお参りしました。 他にも美術館にも寄りいい時間を過ごせました。 福岡はホントいいところですね。
神社
住吉神社 福岡市
全国の住吉神社の始祖ともいわれる大阪の住吉大社・下関の住吉神社とともに「三大住吉」の1つです。 筑前国の一宮(いちのみや)です。
福岡市内の中心部にありました。
「のぞき稲荷」というのがありました。
岩の穴をお祀りしており、中をのぞくと鏡に自分の顔が映りました。
ここにも大きな楠(くす)の木が。 九州には楠が多いです。
筥崎(はこさき)宮 福岡市
筥崎八幡宮(はこさきはちまんぐう)とも呼ばれるそうで、大分県宇佐市の宇佐神宮、京都府八幡市の石清水八幡宮とあわせて三大八幡宮と呼ばれているとのこと。
一瞬「宮崎(みやざき)」と読み間違えそうですが「筥崎(はこさき)」です。地下鉄の駅や地名は「箱崎(はこさき)」になってました。「筥」は常用漢字じゃないからでしょうね。
博多駅から地下鉄ですぐのところにありました。
見事な楠(くす)の木です。 樹齢800年だそうです。
櫛田(くしだ)神社 福岡市
福岡市の中心にある7月の博多祇園山笠や10月の博多おくんちなどの祭事をおこなうことでも有名な神社です。
外国の方含めて多くの方がお参りに来ていて、とても混んでいました。
干支の恵方盤というのが楼門の天井にありました。
毎年大晦日に矢印を回転するのだそうです。
博多祇園山笠の山笠がありました。背が高く大きいです。見事ですね。
久留米市
久留米市まで脚を伸ばしました。福岡市から高速で南に45分くらいの距離でそんなに遠くはないですね。 高速道路は途中、佐賀県を横切りました。
高良(こうら)大社 久留米市
この高良大社は久留米市の東側の山の上に鎮座する筑後国一宮です。
山の上なので眼下に街や筑後川、山々が見られ、素晴らしい景色です。
ここにも大きな楠(くす)の木が。
奥宮
奥宮にも行きました。歩いても車でも行けました。
山道からの入口の鳥居
山の中にあると神秘的ですね。
パワーを感じました。
水天宮 久留米市
この水天宮が全国にある水天宮の総本宮だそうで、東京の水天宮もここを移設したものとのこと。
筑後川沿いにある素敵な神社でした。
寺
東長寺 福岡市
福岡市内にある真言宗のお寺です。 空海(弘法大師)が中国、唐での修行を終え博多に帰着したときに像を彫ったことを起源とするそうです。
五重塔や福岡を納めた黒田家(二代藩主黒田忠之、三代藩主黒田光之、八代藩主黒田治高)のお墓がありました。
この大仏様もすごかったです。写真より実物の方が迫力があり、お参りしてよかったと思いました。
大仏様の背後に地獄から仏への道がありました。途中は真っ暗で何も見えず、手すりを頼りに歩きます。
聖福寺 福岡市
ある臨済宗妙心寺派の寺院で日本最初の本格的な禅寺だそうです。
市の喧騒から離れて静かでいい場所でした。
境内は国の史跡に指定されているそうです。
静粛で素晴らしい場所でした。
古墳
御塚・権現塚
九州には多くの古墳があります。
久留米市にある「御塚・権現塚古墳」に行きました。
『築かれたのは5世紀後半から6世紀前半代で、埋葬された人物は「日本書記」に名の見える、この地方の豪族「水沼君」の一族』とのことです。
古墳の周りのまあるいお濠と土手
木々とともに盛り上がっています。
トイレの男女の標識が古代風のイラストでかわいかったです。
上から見るとこのようにぽっこりと盛り上がった二つの小山になっています。
美術館
久留米市美術館-石橋文化センター
久留米市の美術館です。タイヤのブリヂストンの創始者の石橋正二郎氏が、久留米の出身で創業もこの地とのことで、この施設も作られ今は記念の石橋正二郎氏の記念館も併設されていました。
敷地には花や噴水があってきれいです。
顕神の夢展という展覧会が開催されていて近代から現代まで種々の幻想的なアートがあって楽しめました。
石橋氏がスポーツ施設、文化施設等を設置したのが始まりだそうです。ブリジストンは、東京にも美術館(今はアーティゾン美術館という名前にになってますね)があり、色々文化的なことにも出資していますね。
福岡市美術館
福岡市美術館は市の東側の大濠公園の中にありました。大濠公園は黒田家の居城 福岡城の跡地とのことで広々として市民ランナーがたくさん走っていました。いい公園ですね。
美術館では「日本の巨大ロボット群像 -巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現-」 という特別展が開催されていました。この展覧会は関東ではまだやってないんですね。ここで観られてよかったです。
私が心ときめかせたロボットの世界。懐しかったです。でもあの頃のトキメキは今はあまり感じなくなってしまいました。 だんだん機械にわくわくしなくなっています。
横山光輝先生の鉄人28号のイラスト。原画が見られよかったです。
私にとって巨大ロボットといえばこれです。「マジンガ―Z」
設定稿が見ていて楽しいです。
スタジオぬえのイラスト。
「スタジオぬえ」は、ロボット物やSF物のメカのデザインの多くを手掛けたデザイナー集団です。 私も当時のその活動に憧れていました。
ガンダムの発想の元になったSF小説の名作「宇宙の戦士」(作 ロバート・A・ハインライン)のイラスト
ガラッと変わって宮崎駿の世界です。
ルパン三世のTV第2シリーズの最終回「さらば愛しきルパンよ」のロボット兵「ラムダ」
私にとってルパン三世のTVシリーズは、TV第1シリーズか、「死の翼アルバトロス」かこれですね。
初代ガンダムの実物大の画が床に貼りだされていました。大きさを体感できます。
ロボットの中身の画はいいですね。
懐かしい世界でした。
関東では、2024年2月10日(土)〜4月7日(日)に横須賀美術館で開催されるそうです。
コレクション展も充実していました。今の私にとっては、ロボットよりこっちの方が心に沁みました。
現代美術がよかったです。そして下のフロア、1階には古典美術もありました。 個人的には仏像が良かったです。
この狼と少女がいいです。 この壁画は、まだ制作途上だとか。
外にもオブジェ等がありました。
草間彌生 いいですね
このウサギは見覚えがあるなあと思ったら、フランスのワインで有名なボルドーにも同じ作家(Barry Flanagann, バリー・フラナガン)の作品があって、それを見ていました。
地方の美術館っていいですね。 いい時間を過ごせました。
福岡は歴史もあり文化もあり食も美味しくて楽しいですね。 またぜひ行きたいです。
ではでは。