日本周遊 現代建築まとめ 曲面で構成されたり、粘土の山のようだったり、みんなユニーク。
日本周遊で一つのテーマだった現代建築巡り。残念ながら神社、巨樹を優先してしまったため、あまり多くを観れませんでした。そんななかでも回ったところをまとめてみたいと思います。”線”と”面”が気になりました。曲線と直線。それがどう交り、構成されるか。興味深いです。
■静岡県富士山世界遺産センター 静岡県富士宮市
世界遺産 富士山の拠点施設であり博物館にもなっています。 設計は坂 茂氏。
逆さ富士をイメージした美しい姿です。
鳥居との組み合わせもいいですね。
水面に建物が反射します。
この美しい模様は、木が組み合わさってできています。
富士山もよく見えます。
残念ながら休館日で中には入れませんでしたが、外から眺めるだけでも楽しめました。
■飯田市小笠原資料館 長野県飯田市伊豆木
妹島和世(せじまかずよ)氏と西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏による建築家ユニットのSANAA(サナア)の設計。
江戸時代の旗本伊豆木小笠原氏が住まわれていた旧小笠原家書院(重要文化財)に併設されている資料感です。
緩くカーブする細長い建物です。
新しい建物は重要文化財の書院から二十メートル離さなければならず、線を引いたのがこういうカーブで、直線では少し強いとのことでカーブしたのだそうです。
中から見た図。ガラスに挟まれた細長いスペースが不思議な空間になっています。
裏手にあるスロープ。
設計された妹島和世(せじまかずよ)氏。
重要文化財の旧小笠原家書院も素晴らしかったです。一見の価値があります。
伝統的な建築と現代建築の組み合わせもいいですね。
■多治見市モザイクタイルミュージアム 岐阜県多治見市
モザイクタイルが名産の多治見市笠原町のミュージアムです。単なる展示だけでなくいろいろなイベントや活動もされていました。
設計は藤森照信氏
土の塊のような外観。タイルの素材の粘土の山をモチーフにしているのこと。
外壁に近寄るとこんな感じ。 土壁のところどころにタイルが埋め込んであります。
中に入ると天井に穴が。
屋根はなく、雨がそのまま下まで降っていました。
中の展示。
裏側。
ユニークな建物でした。
■禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい) 兵庫県淡路市楠本
兵庫県淡路島にある、パソナグループが運営する禅を行える施設です。残念ながら中に入れなかったのですが、外から外観をパチリ。
設計は、前述、静岡県富士山世界遺産センターと同じく坂 茂氏です。
■金沢21世紀美術館 石川県金沢市
有名な金沢21世紀美術館。
設計は、前述 飯田市小笠原資料館と同じく妹島和世(せじまかずよ)氏と西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏による建築家ユニットのSANAA(サナア)。
この建築も曲線とガラスが活かされています。
中も慣れると周りやすかったです。
■シェルターインクルーシブプレイス コパル 山形県山形市大字片谷地
山形市の児童遊戯施設。
巨樹「津金澤(つがねさわ)の大すぎ」のそばにあるのですが、うっかり忘れていて横を素通りしようとしたところ、カミさんが見つけてくれました。感謝。
2022年開設だそうで、まだ出来て日が浅いですね。
大西麻貴氏+百田有希氏 / o+hの設計。
広い敷地に曲面で構成されたユニークな形の建物があります。
こんなユニークな建物で遊ぶ子供たちは何を感じるのでしょうか? 興味があります。
■荘銀タクト鶴岡・鶴岡市文化会館 山形県鶴岡市
ここも前述 小笠原資料館、金沢21世紀美術館と同じくSANAAの設計です。
やはり1階はガラス張り。 屋根がユニークですね。
一回、中でコンサートなどを聴いてみたいです。
■秋田県立美術館 秋田県秋田市
設計は安藤忠雄氏。
中もすごいとのことですが、今回は時間の関係で断念しました。また来たいと思います。
ということで、今回の日本周遊では、現代建築は多くを観れなかったのですが、それぞれ個性があって印象的でした。これからも引き続き機会を作って見て回りたいと思います。都内にもたくさんあるので、まずそこからかな。
ではでは。