あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

小説「君たちはどう生きるか」を読んだ。そしてジブリアニメを思う。

 アニメ『君たちはどう生きるか』を観て、興味がわきタイトルのベースになったという小説『君たちはどう生きるか』を読んでみました。

 

 小説は、今、忘れがちな俯瞰した視点を思い返させてくれる物でした。そしてアニメは結局、”どう生きるか”ではなく”どう生きたか”ってことなのかなと思いました。

 

aishirou.hatenablog.jp

 

 小説『君たちはどう生きるか』は、第2次世界大戦がはじまる前、1937年に吉野源三郎によって書かれた児童文学の小説です。2017年に漫画化された本が出てブームになったのも記憶に新しいです。

 

 コペル君という15歳の少年の友達らとの学生生活と、そばにいて見守っている叔父さんとのノートによるやり取りなどが描かれます。そこにはコペル君の純粋な、感受性豊かな視点で世の中を発見し、悩み、それを克服していく姿があり、考えさせられるものがありました。

 

 80年以上も前に書かれた小説ですが、そんな古さは感じられず、この時代でも生活の基本的なことはそんなに変わらないんだなと思いました。

 

 少し説教くさい面もありますが、社会を俯瞰している視点に改めて自分の立ち位置を見直す気持ちも起きました。戦争前にこういうベーシックな考えが普通にあったんだなと思うとちょっとホッとします。

 

 そしてこれを読んで、改めてジブリアニメ『君たちはどう生きるか』は何だったのかと思いを馳せると、あの少年が今大人になって「僕はこうやって生きてきたんだ」ということなのかなと思いました。

 

 この前、声優で出演した あいみょん が自分のラジオ番組 オールナイトニッポンで、試写と映画館と2回観たと言っていました。

 

 私ももう一回観て、改めて感じてみようかな。

 

 ではでは。