10/28(土)に日本武道館で行われたユーミンこと松任谷由実のコンサート「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」に行ってきました。ユーミンのライブはカミさんは何度か行っていましたが、私にとっては初めてです。
噂には聞いていましたが大仕掛けの舞台と演出で、エンターテインメントとして楽しめました。
会場の日本武道館。 屋根の上の「玉ねぎ」が輝いていました。
アリーナのセンターに海賊船をモチーフにした巨大な舞台がありました。
舞台の撤収の様子はNHKの「解体キングダム」でも放送され話題になっていましたね。
その舞台の上をユーミンが多彩に動きながら歌声を聴かせます。周りのバンドメンバーの演奏も素晴らしく、途中では多くのダンサーが踊りと、サーカスのように飛び回り、曲芸を披露し楽しかったです。 また火が噴いたり、プロジェクションマッピングの投影があったり、龍が出たり、イルカが飛んで泳いだり、仕掛けもすごかったです。
ユーミンもデビューして50年になる年齢を感じさず、元気に動き、踊り、熱唱していました。
ひとつ感じたのは観客の年齢層の高さですね。 50代、60代が中心で、性別は女性が6-7割でしょうか? いつも行くライブ、あいみょんや阿部真央、竹内アンナや夏フェスとは違う客層で興味深かったです。まあ私の年齢も高いので、こっちの方が合ってるといえば合ってるのですが。。。
曲には、私の好きな曲もたくさんあって心に沁みました。 ユーミンの曲は私の青春です。
ユーミンのファーストアルバム「ひこうき雲」が出たのは1973年。しかしその頃、私はあまりユーミンは聴いてなく、テレビで流れる歌謡曲か、洋楽をラジオで追いかけていて、いわゆる日本のニューミュージックはスルーしていました。
最初にユーミンをたくさん聴いたのは80年代ですね。
角川映画の原田知世「時をかける少女」、薬師丸ひろ子「ねらわれた学園」などに楽曲が採用されて脚光を浴び、原田知世ファンだった私は、ユーミンを再認識して、聴いていました。
その後、80年代後半にはアルバムを車の中でよくかけていました。
「PEARL PIERCE」(発売 1982年)、「REINCARNATION」(発売 1983年)、「VOYAGER」(発売 1983年)、「昨晩お会いしましょう」(発売1982年)、「SURF&SNOW」(発売 1981年)をよく聴いていた記憶があります。
ドライブデートのお供でしたね。
まず歌詞がいいですよね。女性視点での恋愛の気持ちがよく表れていて、また情景が心の中に浮かびます。その優れた歌詞を洒落たアレンジ、曲調に乗せ、歌声も、りきまず、アンニュイなところがあって好きでした。 曲を聴くと心に沁みましたね。 また恋愛べただった自分が、先輩女性の恋愛感を理解しようとしていた面もあると思います。
林真理子も言っていましたが、70年代から脚光を浴びたユーミンや周囲のミュージシャンって都会の金持ち子息、子女が多いんですよね。 そんな人々が都会で一緒に遊びながら、洋楽をたくさん聴き吸収し、曲を作っていたんだと思います。 そこがおしゃれでかっこよく、ちょっと憧れていました。
その後、荒井由実時代の楽曲にさかのぼって聴きました。ジブリの映画にも採用されて拍車がかかりましたね。
「翳りゆく部屋」「埠頭を渡る風」「ひこうき雲」「中央フリーウェイ」「卒業写真 」 「あの日にかえりたい」「ベルベット・イースター」「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」「私のフランソワーズ」 などを好きで聴いていました。心に染みますよね。
94年の「春よ来い」も好きです。
最近では2018年の紅白歌合戦でのサザンスターズとのお祭騒ぎも心に残っています。
ユーミンとサザンが一緒に騒いでる!というのが、私の世代には刺さりました。
こうしてユーミンの多くの曲が私の生活を彩ってくれました。私は熱心なファンではないですが、彼女の楽曲は、私の脳みそに染みついて刻み込まれいています。今でも曲を聴くと、その曲を聴いていた自分を情景と共に思い出します。
デビュー50周年とのことで、これだけの長い間、活動を続け多くの素敵な楽曲を届けてくれているのは素晴らしいことですね。 そしてこれからも楽しみにしたいと思います。
ではでは。