あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

タイタニック号 潜水艇の事故。お悔みを申し上げます。ただNHKの報道の仕方には疑問 

 タイタニック号を観光するための潜水艇の事故は、悲劇であり、事故にあわれた方々には、謹んでお悔みを申し上げます。

 

 私はこのような深海潜水艇タイタニック観光があることを知りませんでした。深海に潜るということは非常に特殊なことであり、なぜこのような事故になったのかの原因究明と、再発防止策が実施されればいいなと思います。

 

 前例のない事故であり国際的にも脚光を浴びたのは理解できます。私も非常に興味があります。しかし昨日のNHKの夜のニュースでTopニュースとして取り上げられたことには違和感があります。

 

 理由は、公共のためのニュースとして、この事件の優先度は他の項目より上位には来ないと感じるからです。あくまで「興味がわくもの」であってワイドショーのトップに来てもいいのですが、報道番組のトップではないと感じるのです。

 

 この事故の内容には技術面含めて特殊性があり、そこから学ぶことは多いとは思います。しかし乗っていた方々は(一般の人からは程遠い)富豪の方々、目的は学術調査等ではない観光です。尊い人命がかかっていることではありますが、今現在、私たちにはなにもできない内容です。この事故の中継から公共のために得る、学べることは何なのでしょうか? 報道する価値は十分あると思います。しかしウクライナの情勢や、国内の政府や国会の課題より、公共性においては優先度は落ちると思うのです。 あくまで「興味がわく」レベルです。

 

 昨日は、探索が進行中だったため緊迫感があり、さらに興味がそそられる項目ではありました。 ただ報道番組としての優先度はどうなのという話です。

 

公共放送のNHKの趣旨として自ら下記のように述べています。

「特定の利益や視聴率に左右されず、社会生活の基盤となる確かな情報をいつでも、どこでも、誰にでも分け隔てなく提供する役割を担うこと」

(出展は下記リンク)

この中の「視聴率」を意識して項目の優先順位をつけてませんか?と思うのです。

 

www.nhk-cs.jp

 

 私はNHK反対論者ではありません。朝ドラや大河ドラマも観ており、却って好きな位です。テレビのほとんどはNHKを見ています。また公共放送は必要だと思っています(受信料の取り方には課題があるとは思っています)

 それは今の民放の偏った内容を考えれば民間営業の限界を感じているからです。だからこそNHKの報道番組には、公共に必要なことは何なのかということをよく考えてほしいのです。

 

 またNHKは、ときどきニュース番組の中で自分の番組宣伝をするのですが、あれもやめてほしいなと思います。

 

今日はちょっと辛口の内容になってしまいました。

 

ではでは。