日本周遊 29日目。 京都 福知山を後にし、福井に向かいます。福井には金沢旅行のついでに東尋坊などに寄ったくらいであまり回ったことはありません。
初めて南側から入りました。
まず敦賀へ。昔から栄える港街なんですね。考えてみれば欧米との貿易を始める前は、韓国や中国、ユーラシア大陸に近いので日本海側の方が便利なんですよね。こっちの方が表日本とも言えるかもしれません。
まず「気比神宮(けひじんぐう)」へ。 ここは食物や海上交通などを司るイザサワケが祀られていて、北九州の神社でも登場した神功皇后も祈願したと言われる古い神社です。越前国の一宮になります。
立派な鳥居です。木造で日本三大鳥居の一つとのこと。
中に入ると朱色ではなく、少し桃色、紫色がかった落ち着いた色味で味わいがあります。
拝殿も同様の色味。
多くの神が併せて祀られていました。
神宮敷地内にある別の神社で「角鹿(つのが)神社」 これが地名 敦賀(つるが)の語源だそうです。
敷地内に大きなオリーブの木がありました。残念ながら二度の台風で折れてしまったそうで、再生を祈ります。
ここでは「越前そば」ということで、おろしそばをいただきました。 大根おろしをつけます。大根のピリッとした味が刺激になって美味しかったです。
敦賀のメイン通りは両脇に駐車スペースがあって便利でした。計画的に道を作ったのでしょうね。こういう道が東京にも欲しいな。
道に銀河鉄道999の銅像が。 松本零士さんとコラボしたようで、他にも多くの像があるそうです。 松本零士さんの漫画では私はキャプテン・ハーロックが好きです。後、男おいどん。
お亡くなりになられ残念です。ご冥福ををお祈りします。
この後、福井市に向かい「一乗谷朝倉氏遺跡」へ。ここに行きたかったのです。
織田信長に滅ぼされたて消えた街の跡。10日目に訪れた伊賀忍者の城跡と同じく抵抗むなしく織田信長に敗れた者に感じるものがあります。
ここは滅亡後、農地として使われたため幸い遺跡として残っていたとのこと。
街並みが再現されています。
当時のトイレ。
町人の家。屋根の上の石が白戸三平の漫画にあったような記憶が。。
丘に登ると朝倉家当主が居たという朝倉館や庭の跡があります。
美しい景色です。
庭の跡。
朝倉館の跡。
朝倉館の門。
遺跡以外に県立の博物館もあります。
街の模型。
出土した将棋の駒。薄っぺらいです。下級武士が使用していたものとのこと。今のより一個駒が多くジョーカー的に使えたようです。
朝倉館が実物大で再現されています。
応仁の乱から逃げてきた京都の文化人等により文化的にも街は繁栄し、この館には将軍 足利義満も来たりしています。
朝倉家が開き100余年繁栄したこの街も織田信長に無惨に焼き払われてしまいます。 哀れですね。盛者必衰です。
朝倉館の模型。
この県立博物館はよかったです。
福井の夜は和食に飽きたのでハンバーグをいただきました。 ちょっと懐かしい昭和の味でした。ごちそうさまでした。
ではでは。