10日目 三重県 伊賀から滋賀県の琵琶湖の方へ 伊賀忍者の戦いに思いを馳せる 善水寺もよかった
三重県 伊賀市に宿泊し周辺を回った後、滋賀県の琵琶湖方面に抜けました。
伊賀といえばもちろん忍者。私の中では、子供の頃にテレビや漫画で親しんだ忍者もありますが、歴史上での伊賀忍者の経緯に感じたことがありこの地に寄りました。
その歴史とは独立心を持ってこの地に暮らしていた伊賀の種族が、織田信長の息子 織田信雄との戦(第一次天正伊賀の乱)で勝利したために、織田信長の逆鱗に触れ、大群に攻め込まれ善戦したものの数には勝てず降伏したというもの(第二次天正伊賀の乱)です。少数の優秀な種族を大群で攻め落とすって織田信長って容赦ないですよね。なんか悲劇です。その話を聞き伊賀にちょっと同情してしまいました。
この後、伊賀と甲賀の忍者たちは徳川家康の逃亡を助ける(伊賀越え)などの活躍をします。ただいつも影で支える裏方的な扱いですね。
昨日ですが伊賀忍者博物館に寄りました。
忍者屋敷には回る扉「どんでん返し」や、刀を床にか隠していたところなど色々な仕掛けがありました。
手裏剣の数々。子供の頃、憧れたものです。
忍者が信仰したという「敢國神社(あえくにじんじゃ)」にも行きました。658年創建とのことで、古い神社です。「大彦命(おおひこのみこと)」が祀られています。
その後、古戦場でもある「柏野城跡」へ。
織田信長との第二次天正伊賀の乱で最後に立てこもったお城だそうです。
今は土の丘のような壁、土塁が囲んでる様子が残っているだけですが。
伊賀の忍者に思いを馳せた後、一山越えて隣の県、滋賀県のこれも忍者の里 甲賀と焼き物で有名な信楽(しがらき)に寄りました。
そして琵琶湖の方に向かい、途中、「善水寺」へ。
これがいいお寺でした。
国宝の本堂。
お庭も素敵です。
ここに湧き水のようなお水が出ていて、それが病を治したとのことで「善水」なのだそうです。
本堂の中の仏像が圧巻でした。ご本尊は秘仏のためお目にかかれませんでしたが、周りには旧国宝という四天王像、十二神将像など多くの素晴らしい仏像がありました。
写真は撮れなかったのですが、絵はがきでその一端を。
素晴らしいお寺でした。
またGoogle Mapでは細い道に連れていかれてしまいました。駐車場は裏手にバスが通れるような広い道がありました。。。
お寺や神社は山の上にあり細い道が多いので注意が必要なんですよねえ。
宿泊は琵琶湖のそばの滋賀県近江市へ。
居酒屋で一杯を楽しみました。
ではでは。