10位のボルドー地区に続いてワインで有名なフランスのブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方。
ブルゴーニュ地方はパリから南東部へ300㎞余り下った丘陵地帯にある地域で、英語名はバーガンディ(Burgundy)、ドイツ語名はブルグント(Burgund)だそうです。
私はまず北の首府ディジョンから入りました。粒入りマスタードで有名な場所です。お土産にも買いましたね。ディジョンから南に下ると丘陵地帯にブドウ畑が広がります。ブルゴーニュは小さい農家が多く、それぞれに畑を持っていて、その畑(の所有者)ごとにワインの銘柄になります。地区と畑が書かれた詳細な地図があるのですが、それを片手にブドウ畑の丘陵地帯を走るドライブは、景色も爽やかで、ここがあの美味しいワインの産地かあと実感することもできて楽しかったです。
この地方の(というか世界でも)最高に有名で高価なワインは「ロマネ・コンティ( Romanée-conti)」で、その畑にも行ってきました。 ブドウ畑の中のホントに小さな一区画でしたね。その区画で採れるブドウだけを原料とするワインが「ロマネ・コンティ」として一本200万円とかで売られているのですが、そのすぐ隣の区画のワインだってそんなに違わないんじゃない?と素朴に感じてしまいました。
ワインを売ってる大きなお店とかは見つからなかったのですが、こじんまりした店で種々のワインが並んでるところでまとめ買いをしました。
観光客にもワインの蔵を見せてくれる小さな農家を訪れたのですが、対応してくれた人は英語が全く分からず苦労しました。そのときは傍にいた他の観光客が通訳してくれて助かったのですが、それ程年を召した人ではなかったのに、数字のOne, Twoも通じなかったのはちょっと驚きました。
ディジョンから南に40㎞程下ったところにボーヌ(Beaune)という街があります。ワインのオークションで有名な街ですが、街中にあるオスピス(施療院)の建物の屋根は赤や茶色が寄木のような柄になって綺麗でした。 このボーヌのそばのレストランで食べた食事の美味しさは今でも鮮烈な記憶としてあります。 残念ながらレストランの名前は忘れてしまったのですが、さすがワインの本場、これがフランス料理かと、美味しさを実感した思い出です。
フランス料理というと食の都リヨンがありますが、そこはボーヌから更に160㎞程南に下ったところになります。別の機会に訪れましたが、そのときは美味しいレストランに恵まれず、残念ながらまだ食の都を実感していません。
ワインの発泡酒の代名詞 シャンパンの産地シャンパーニュは、ブルゴーニュより250㎞程北に離れた全然別の地方ですが、私がここを経由してブルゴーニュに入ったのでここに記載します。シャンパンを製造するポメリー(Pommery)、ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot Ponsardin)などシャンパンのラベルで見たことのある製造者(メゾン)が点在しています。また街ランス(Reims)のノートルダム大聖堂なども見応えがあって観光にもいいところです。
シャンパーニュからブルゴーニュというワイン巡りも車で廻れば数日から1週間程度で廻れるいいコースだと思います。
美味しいワインが飲みたくなってきました。
ではでは。

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