あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

プロヴァンス地方, 南フランス(フランス):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第7位

 フランスの田舎、南フランスに広がるプロヴァンス地方。 今から20年程前に、イギリス人 ピーターメイル(Peter Mayle)が著した南仏プロヴァンスの12か月という本は日本でもベストセラーになり有名になりました。 ここはドライブで廻るには非常に素晴らしい地域です。

 日本のような深い森ではない、ちょっと渇いた感じの木々、草花や畑が広がる丘陵地帯の風景。 そんな素敵な景色の中を気持ちよくドライブしながら出会える小さな村。 ガイドブックに載ってないような小さな村を訪ねると、のどかで、ゆっくり流れる時間を感じ、心が豊かになる気分になり、とてもいい体験でした。 

 そういう村で庶民的なレストランを訪ねると素朴なフランス料理を楽しめます。庶民的とはいえここはフランス。メニューはコース料理です。 前菜と、メインの肉料理か魚料理、そしてデザートを選びます。メニューはフランス語表記です。 パリとか大都会や観光地では英語メニューがあったりしますが田舎だとフランス語だけです。 更に手書きだったりするとまずスペルを読むのにも苦労します。 フランス料理のメニューを理解するコツは、肉や魚、野菜の材料名と、クリーム煮などの料理方法をつかむことです。私はフランス語の辞書片手に読み解きながらこれが美味しそうかなと思ったものを注文しました。まあ失敗は多々ありましたけどね。今はスマホがあるのでもっと楽に翻訳できると思います。 また留意することは量です。コースは基本一人一品ずつ頼みますが、例えば前菜にサラダを頼むと大鉢一杯分位のサラダが出たりします。これを一人で”食べるのかあ”と驚き、前菜を片付けないと次が出てこないことも多く、残すと悪いかなと思いながら平らげると、前菜だけでお腹一杯になります。デザートでフルーツとしてリンゴを頼むと、丸ごと一個のリンゴが出てきたりもしました。 それを自分でナイフとフォークを駆使しながら切って食べました。フランス語ができれば、少な目にしてねとか言えるのですが、それが言えないのがちょっと悲しいです。 まあこれも現地の文化を知るいい体験ですね。
 
 観光地としては多くの史跡、街、景勝地があります。 城壁で囲まれたプロヴァンスの玄関口の街、アヴィニヨン。歴史の教科書に出ている「アヴィニヨンの幽閉(捕囚)」でも有名ですね。ゴッホが愛した古代ローマの遺跡が残るアルル。 古代ローマの水道橋、ポン・デュ・ガール。これは一見の価値があります。 絵になる小山のような石の街並を持つゴルド。 山並みの街が大好きなカミさんは狂喜していました。 ワインで有名なシャトー・ヌフ・デュ・パプ。 白い岩の作る景色がすごいレボー・ド・プロヴァンスサンレミ・ド・プロヴァンスは、ここでゴッホが麦畑を描いたそうで、美しい街でした。 魚介類の煮物、ブイヤベースで有名な地中海の港町マルセイユにも脚を伸ばせます。

 そんな素敵な体験と観光地を巡れるプロヴァンス旅行は楽しいひとときでした。
 
 また行きたいものです。

 ではでは。

 

 

 

南フランスの休日 プロヴァンスへ (旅のヒントBOOK)

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南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)

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女2人旅 プロヴァンス 30日30万円の極上暮らし (女2人旅シリーズ Vol.1)

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