あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

ボルドーのワインシャトー巡り、ジロンド県(フランス):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第10位

 さてベスト10に突入です。第10位は赤ワイン好きにとっての聖地ボルドーです。

 

 フランスの南西部、パリから500㎞ほど離れた大西洋寄りにボルドー市があります。その周辺の地域ジロンヌ県で産するワインがボルドーワインと呼ばれるそうです。 スペインに端を発するガロンヌ川が流れ、その両岸にワインを産するブドウ畑が広がります。 

 ここで楽しいのはやっぱりワインを作っているシャトー巡りです。 有名シャトーを含め見学ができ、更に試飲もできるので、普段は飲むことのできない高級ワインを楽しめまず。

 

 私は5大シャトーメドックの第1級格付けワイン)の内、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリアンを見学しましたが、両方とも私と家内の二人だけの見学にもかかわらず一人の女性が丁寧に応対、案内してくれました。 古くからある伝統の洋館の中の施設をワイン作りと貯蔵の流れで順番に案内してくれました。


 興味深かったのが樽作り。シャトーによって樽の考え、作り方、手配の仕方に違いがあるようでしたが、新品の樽を自ら作っている場所は木の良い香りとともにいかにも現場な感じがして面白かったです。

 

 また最後に試飲もさせてくれました。 そんな素敵な経験をさせてもらって料金は無料。 有名シャトーではワインの販売はしていませんが、他のシャトーはその場でワインも購入可能です。 また有名シャトーは事前予約が必要ですが、普通のシャトーは、当日や前日の連絡でも入れたり、現地のホテルで紹介や手配もありました。

 

 ワインってちょっと名前が覚えにくかったり、とっつきにくいところがあると思いますが、実際にその地に行くと、ボルドーの中のメドック、サン・テミリオンなどの地区や、マルゴー、サン・ジュリアンなどの村を、地形やブドウの種類等の特徴も踏まえて、実感として覚えられるので、後々のワインを飲む楽しみに奥行が出ると思います。
 
 ちなみにボルドーワインは根っからのフランスの物という印象がありますが、成り立ちはこの地域がイギリスに支配されていた時代に始まった産業で、供給先も最初はほとんどイギリス向けだったそうです。 従ってフランスの伝統文化というより、発祥はイギリスとフランス一地方の文化と言えるかもしれません。
  
 ボルドーではワインだけでなく、もちろん食事も美味しいフランス料理を楽しめるので、ちょっとでも料理好き、ワイン好きの方は、そんなに愛好家でなくても行く価値のある場所だと思います。

 ではでは。

 

 

ボルドー シャトー訪問完全ガイド (Winart Books)

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ボルドー基本ブック (わかるワインシリーズ)

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旅名人ブックス4 ボルドー ワインの宝庫を訪ねて

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