ドラマ「だが、情熱はある」が最終回を迎えてしまった。面白かったですね。
4月から日本テレビ系で放送されていたテレビドラマ「だが、情熱はある」が6月25日(日)に終わってしまいました。いい最終回でした。そして毎週の楽しみの一つがなくなってしまってちょっと残念です。
ご存じの方も多いと思いますが、このドラマはお笑いの南海キャンディーズの山里亮太とオードリーの若林正恭の半生を描いたものです。
お笑いを志すも売れないつらい時代があり、その後、両コンビは売れだすのですが、もう一方の片割れの方が人気が出て、コンビの中でも地味な扱いを受ける二人。妬みを感じたり、落ち込んだりしながら、自分の居場所を探そうと悩んでいる二人を薬師丸ひろ子演じるプロデューサーが見出し、彼女の企画で「たりないふたり」というタイトルで漫才コンビになり脚光を帯び、各自、自分を再認識するストーリーです。
このドラマの最初にいつも「しかし断っておくが、友情物語ではないし、サクセスストーリーでもない。そして、ほとんどの人において、まったく参考にはならない」という言葉が流れます。
そうこのドラマのいいところは、役に立たない、ある意味しょうもない(失礼!)、でも面白い二人の半生を眺められることなんですよね。実在する、よくテレビで見る二人のことだから、より親近感がわきます。
そこには二人の家族との生活、学生生活、売れない時代のファンや恋人、廻りの人、そして売れてからのエピソード、「たりないふたり」に影響を受けたミュージシャン「クリーピーナッツ」のエピソードなど、面白くて少し切ないお話がたくさんありました。二人は多くの人と出会い、囲まれて、刺激、影響を受けながら歩いていました。
二人を演じた髙橋海人(King & Prince)と 森本慎太郎(SixTONES)もよかったですね。特に 森本慎太郎は山里亮太になり切っていました。
「たりないふたり」のしょーもないお話ではありましたが、見終えた今、「人生っていいなあ」と思え、刺激も受けました。
いいドラマでした。
ではでは。