あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

「VIVANT」が終わりましたねえ。早くて驚くような展開が楽しかったけど、続きがあったら観るかなあ?

 9/17(日)、今年の夏のテレビドラマで一番人気だったTBS系列の「VIVANT」が最終回を迎えました。 毎回、謎があったり、驚くようなどんでん返しがあったりと、この後、どうなるんだろうと気になりながら楽しめました。 意味深な終わり方で、これだけ人気だったので続編があるんでしょうね。 

 


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 ネタバレ含みますのでご注意ください。

 

 先回、主人公の乃木(堺雅人)が別班の仕事としてここにいる旨の白状をして驚かせましたが、最終回の冒頭早々から、ベキ(役所広司)は既にそれを分かっていたという急転回。 そして内通者が、ノコル(二宮和也)の友人 ゴビだったことが判明します。 しかしそのゴビの裏切りを知りつつ、バルカ政府との交渉は裏の裏をかくという展開で面白かったです。ベキ、ノコル、乃木は政府との交渉に勝ち、政府側の首謀者 外務大臣のワニズは収賄容疑で逮捕され、失脚します。

 

 日本政府の協力を仰ぐための取引として、軍事、テロ組織テントのTopのベキ(役所広司)他幹部は日本に逮捕、移送されます。しかしベキの真の目的は自分と家族を見殺しにした公安時代の上司 上原史郎(橋爪功)への復讐でした。しかしそれを察知した乃木は、ベキを撃って阻止します。

 

 噂になっていたように、竜星涼演じる公安の新庄は、実はテント側の人間でしたね。

 

 そして乃木は、神田明神を訪れ最愛の柚木薫(二階堂ふみ)とジャミーンと再会し抱き合うが、そこには別班の招集の合図である紅い饅頭がありました。乃木の次の仕事が始まるという終わり方で続編を匂わせますね。

 

 また最後の方で乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」とノコルに語ります。この意味は「天は公平で贔屓せず、徳のある人を助ける。」だそうで、これってベキのことでしょうかね。そうするとベキは生きている??

 

 最後には「皆様がVIVANTな毎日を過ごされますよう、キャストスタッフ一同、願っております」とテロップが流れました。”VIVANT”はフランス語で、生きている、生命のある、活気のある、にぎやかなという意味があるんですね。知りませんでした。 視聴者が”活気のある”ようにというメッセージとともに、ベキが生きているとも取れますね。

 

 こうやって色々、伏線を残しているので、続編があるんでしょうね。

 

 『VIVANT』は3か月間を飽きずに楽しめたドラマでした。豪華俳優陣に海外ロケも満載で、お金がかかっているんでしょうね。 伏線や謎があり、多くの組織や人物が矢継ぎ早に登場するストーリー展開はよくできてるなあと感心しました。『半沢直樹』で演出をつとめた福澤 克雄さんが原作なんですね。これだけヒットを作れるってすごいですね。 

 

 しかし私には組織や国、そして人々に厚みを感じられませんでした。ちょっとありえない感じでリアリティを感じないんですよね、なのであまり感情移入ができませんでした。 だから私は続編はもう見ないかなあ。

 

 ではでは。