あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

トータス松本が小津安二郎の映画を観てるって。わかります。最高の映画ですもんね

 ウルフルズトータス松本さんが自分のラジオ番組「Got You OSAKA」(大阪のFM COCOLO 日曜14:00~)で最近、小津安二郎監督の映画を見直していると言っていました。

 

 わかるーっ! 小津安二郎監督の作品は何回観てもいいですもん。

 

 小津安二郎といえば日本を代表する有名な映画監督。海外でも高い評価を受けています。 

 

 でもその映画ってどのくらいの人が観たことがあるのでしょうか? 皆さんはいかがですか?

 

 

 作品群の最初の公開が1927年〜1962年ですからだいぶ昔になりますよね。公開年は私の世代でも生まれていないか、よちよち歩きの頃です。観ようと能動的に思わないとなかなか作品には出会わないでしょうね。

 

 私は大学生時代にテレビか録画したビデオを観たのが最初です。名作「東京物語」を観たときのインパクトをまだ覚えています。青くさい学生だった私の心にも沁みました。

 

 作品には家族の話が多いです。淡々と描かれる日常生活。何気ないセリフ。低い位置から撮影されるお茶の間やどこにでもある景色。役者たちの会話と表情を捉えたカット。構図が絶妙です。白黒の映像でもそこに生きている人の息吹を感じます。人の生活の細かいひだを感じます。

 

 例えば先に上げた「東京物語」はこんなお話です。

 

 終戦間もない東京。 田舎、広島の尾道から両親が上京します。東京にいる息子や娘、その家族は仕事に忙しいのもあり両親の上京を表向きは歓迎しつつもあまり相手ができません。そんななか戦死した息子の未亡人の嫁が両親を観光案内するなどきめ細かく対応します。そんな嫁の温かさに触れ上京を楽しんだ両親は尾道に帰ります。尾道で上京してよかったなあと振り返る両親二人。しかしその後、母親の方は体を壊して亡くなってしまいます。そんなお話が、淡々と白黒の映像で進み、最後に、家族って、血のつながりってなんなんだろう、人の温かみってなんなんだろうって考えさせられます。

 

 俳優陣も魅力的です。伝説の女優 原節子(はらせつこ)が未亡人の嫁役、笠智衆(りゅうちしゅう)が父親役です。笠智衆がいいですね。私にとっておじいさんというとまず思い浮かぶのはこの方です。

 

 

 

 山田洋次監督が「東京家族」というタイトルで2013年に現代風にリメイクしてますね。

 

 

 

 

 小津安二郎にも他にも多くの素晴らしい作品があります。ほんとにすごい監督だと思います。 

 

 Amazon のプライム会員であれば配信を無料で観られるようです。

 

 もしまだ観てない方がいたら観てみてはいかがでしょう?

 

 ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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