今日はお昼に醤油のぶっかけうどんを食べました。
醤油は日本周遊旅行のときに伺った「中村うどん」の醤油。チョットしょっぱいので量は少なめにし、だしは加えず醤油だけっていうのが、シンプルな味付けにしました。
それに生卵と、これまた徳島で買ったすだちの果汁を加えました。
こんなに簡単に美味しいうどんを食べられる幸せ。
ご存知の方も多いと思いますが海外のほとんどの国では、生卵を食べる習慣はありません。 卵にサルモネラ菌のリスクがあるためです。サルモネラ菌は動物の糞尿にあり、卵の表面に付着している可能性があるとのこと。この菌の食中毒は死に至ることもある怖いものです。
日本の卵は洗浄するなどの衛生管理をしているので生食できます。こんな衛生管理をしているのは日本くらいだそうです。
この前、テレビの番組で日本の卵の衛生管理の様子を伝えていましたが、洗浄したり、ひび割れを念入りに確認したりと、それは念の入ったものでした。
私がオランダで赴任生活していたときは、日本食材屋で生食OKという卵を買っていました。しかしそのテレビ番組を観て、オランダの卵はそこまでやっているとは思えず、大丈夫だったのかなあと、今更ながらに疑問に思いました。
パリの日本料理屋ですき焼きを食べたとき、一緒に行ったフランス人は、怖がって生卵には手をつけませんでした。フランスは比較的、通常の卵も安全と聞いていたのですが、それでも彼は怖がっていました。
さて一体、日本ではいつから生卵を食べいるのでしょうか? 素朴な疑問が浮かびます。 私が子供のとき(昭和の中頃??)には、既に平気で生卵を食べていました。でも今から考えればテレビで紹介されていたようなしっかりした衛生管理をしていたのかというと疑問で、おそらく強力な殺菌をしていたか、たまには食中毒が起こっていたのか、どちらかではないでしょうか。
ちょっと調べたら明治時代には生卵を食べていた記録はあるようです。そのときも食中毒は起きていたのですかねえ?
ともあれ、うどんだけでなく、生卵に醤油にカボス。こんな美味しいものを手軽に食べられるのは日本に住んでいて良かったなあと思う次第です。
ではでは。