日本周遊 36日目。 宿泊した秋田市から男鹿半島(おがはんとう)に行きました。秋田県の西側にひょこっと出っ張っている半島で、前から気になって訪れてみたかったのです。訪れてみたら想像していた以上にミラクルな魅力のある素敵な場所でした。
男鹿半島に向かっている途中で『夢と神話の里「天王グリーンランド」』という道の駅の看板を見かけ「え? なんでここが神話なの?」と疑問に思い、その道の駅「道の駅 てんのう」に寄り道しました。この神話という意味はこの地にある「東湖八坂神社(とうこやさかじんじゃ)」が背景にありました。この神社は古代大和王朝が蝦夷(えみし)征伐に来たときに始まる神社でスサノオノ命を祀っているとのこと。
その「東湖八坂神社」にも寄ってみました。
確かに年代を感じる神社でした。歴史がありますね。
それから車を進め男鹿半島の中程の「寒風山」へ。
この山上からは半島を一望できます。
いい眺めです。
火山でできた山とのことで火口がありました。
これも火口だそうです。
その後、男鹿市の方に山を降り南側の海辺を走ります。
海辺も岩がところどころに見えキレイです。
海辺に岩場が続きます。
いろいろな種類の岩が顔を出し、層や模様ができ面白いです。
違う岩が顔を出してます。これじゃないようですが、こういうのを「ゴジラの尻尾」と呼ばれているそうです。
興味深い岩がたくさんあります。
そしてこれが「ゴジラ岩」
面白いです。
「男鹿半島」は、日本ができる前に大陸の一部だったことがあるそうで、様々な年代に地層が入り混じる地質学的にも貴重な土地だそうです。地質好きにたまらない場所、ジオパークとしてジオ巡りも盛んなようです。
ちょっと歩くには足場が悪いですが、岩や地層に興味があれば訪れてみたらどうでしょう。
その後、岬の先端を目指し車を進めます。
「入道崎(にゅうどうさき)」です。
ここも岩が面白いです。
行けるところまで先端に行きました。出っ張りの先っぽ、東北の最西端です。
海もキレイです。
北緯40度にあるそうで、その緯度に真っ直ぐに石等で線が引かれていました。
北緯40度の線。
「入道崎灯台」は中に入って登れました。(有料ですが)
灯火がありました。
いい眺めです。
最西端と地質を感じるいい場所でした。
男鹿半島の中程に「真山神社(しんざんじんじゃ)」という神社がありました。ここも古社とのことで「なまはげ」もここから来るとのこと。
ここにも大きい木がありました。
カヤの木です。
春ですが、紅いモミジがキレイでした。
そしてそばにあり「なまはげ館」へ。
たくさんの「なまはげ」がいました。有名な「なまはげ」ですが、秋田のものとは知っていましたが「男鹿半島」の行事だったのですね。
起源は諸説あるそうですが中国からの使者、ロシアの使者という説もあるそうです。出っ張った半島ならではの伝承ですね。
併設されている「伝承館」では実演も見られました。
実演は迫力があって、怖がった子供が泣いたりしてました。
この「伝承館」も先の「真山神社」が元になっているそうです。
お昼は途中で海鮮丼をいただきました。美味しかったです。
いやー、「男鹿半島」という出っ張りは地質学的にも文化的にもユニークな見所いっぱいのミラクルな土地でした。来て良かったあ。
ではでは。