あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

黒島結菜主演の劇を観た。人間の愛の話。難しいな。 「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」

 劇 「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」を観に行きました。主演は朝ドラ「ちむどんどん」で主演だった黒島結菜です。他の出演者は同じく「ちむどんどん」にも出ていた井之脇海や、松雪泰子等。 作・演出は岩松了。内容は、年の瀬の銀座を舞台にお互いを確認するように会話が進む愛の話でした。正直、ちょっと難しかったです。

 

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以下、ネタバレを含みますがあらすじです。

 

 黒島結菜演じるイズミと井之脇海演じるアキオは兄妹で既に父母を亡くしています。亡き父にはかつて愛人がいて、それを赦せなかった二人でしたが、成長した今、アキオはその愛人、葉子(演:松雪泰子)と再会し、年の差がありながら恋仲になっています。そしてアキオと一緒に仕事をしている岩松了演じる年配の男性も葉子に下心があります。一方、イズミは、銀座の若い浮浪者”とみ“と出会い彼に好意を寄せます。しかし実はとみは亡き父と葉子の間にでき既にこの世をさった子供の幽霊だったのです。妖艶で男を惑わす女 葉子、しかしそんな浮き名を悔やみつつ愛を探しています。その葉子を赦そうとするイズミとアキオ。そしてイズミととみとの愛。そんな複雑な愛の交錯がありながら銀座では大晦日になり、まもなく年が明けようとしています。 

 

 晴海にも近い銀座の街。海の香りがする、しないの些細な論争があり、ときどきカモメも舞っています。銀座という象徴的な街に於ける人の愛のあり方の確認作業と捉えればいいのかな?

 

 黒島結菜の演技は妹の純粋な感じや想いが出ていてよかったです。彼女は朝ドラ「スカーレット」に松下 洸平演じる旦那が浮気する、ちょっと飛んだ感じの弟子役で出ていたのが印象的でした。そのときから私は彼女のファンです。

 

 また松雪泰子の色気は光ってましたね。オーラが出ていました。テレビや映画と違い生で見るとそのオーラが数十倍になる印象です。

 

 岩松了はテレビや映画の演技や作品は観たことがあるのですが演劇は今回が初めてです。演劇には独特なパワーがありますね。銀座の大人の愛を感じました。

 

ではでは。

 

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