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あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

都会のリアルはどこにある?

 満員電車とか都会の交通の輸送能力についてこの前、ちょっと考えてみましたが、そもそも東京とかが人が多すぎという話にもなりました。 そこんとこをもうちょっとIMAGINEしてみたいと思います。
 都会に人が集まるというのは、何でなんでしょう? そこに行けばいろんな物が売っている(市場)、仕事があるというのが源流にあって、人が集まるとまたそこに商売を仕掛ける人がいて、ビジネスが起こるとそのビジネスに群がる人がいる、商売やビジネスの量が増えると効率も上がってコストや物価も安くなるので、どんどん人が増えるというのが基本的な構図なのだと思います。でもインターネットとか、交通手段とか技術が進歩したときに群がるだけが効率がいいのか?という疑問は浮かびます。
 この前、ある友人と「ネットで物とか買えて、音楽や映画も聴いたり、見えるようになったので、もう都会に住む必然性はあるんですかねえ」という雑談をしていて、私が「でもおいしい食べ物屋とかは都会の方が多くて選べるよね」と話して、「確かに、うまいラーメンとか田舎だと限界あるかも」という会話になりました。食べ物屋は一例ですが、ネット(バーチャル)ではまだ不足する、リアルの方がいいものがどれだけあるかが、都会を語るときのポイントだと思います。
 人間の生活という視点で見ると、本能的基本欲求(煩悩?)に「喰う」、「寝る」、「トイレ」、「SEX」があると(あくまで持論として)思うのですが、「寝る」、「トイレ」は都会と田舎で差はないけれど、「喰う」、「SEX」には差があると思います。 「喰う」はさっき言った食べ物屋のバリエーションと質、「SEX」は出会いのチャンスなのかなあと。もちろん田舎にも素晴らしい食べ物屋はあるし、そっちの方が優れていることはあります。異性との出会いもあるでしょう。でも課題はその確率とか頻度の話なのだと思います。そして「喰う」、「SEX」はまだネット、バーチャルでは満たされない世界です。食べ物屋は、すぐれたシェフ、板前の個の力量が大切ですが、それらがすべてマニュアル化されて効率よく供給できるようになれば、地域間格差はなくなるかもしれません。ファミレスで高級フレンチが食べられるとか。。。。 ただ私はまだ、個の力量を信じている口です。
 仕事、ビジネスの話をすると、メールやクラウド、Video Conference(TV会議)もあるし、ネットで仕事ができる部分はだいぶあると思います。ただ未だに皆で集まって会議、打ち合わせ、議論、確認が効果的な、必要な場面はたくさんあります。私は海外の関係者やビジネスパートナーと会議をした経験がたくさんあるのです、あるとき出張費節減のために、現地への出張者をMCとかの数名に限定し、Video Conferenceで日本の本社とつないで会議をしたことがあります。私は現地への出張組になったのですが、そのときに困ったのは現地の要求の真剣度、温度感、空気感がVideo Conferenceでは本社に伝わらず、本社側は「何でその要求に対応する必要があるの?」とシラケていて、議論が噛み合わなかったことです。私は板挟みになって困ったものでした。やっぱりまだVideo Conferenceではリアルさが足りないのです。1対1の仕事の会話、指示でも電話やメールと、直に会うのとでは決定的な差があります。面談がいい例です。それは相手の表情や仕草を確認しながらの会話が重要で、ネットではまだ不十分なのだと思います。このようなGapは、もしかしたら画面の精細度やリアルさ、音も含めた臨場感をバーチャルでできると埋まるのかもしれません。平面の画面ではなく、ホログラム等で立体で映るといいかもしれません。
 他にもリアルが必要なものはたくさんあると思います。音楽のLiveとか、スポーツ観戦とか。人が集まるところで効率のいい「リアル」です。また「リアル」なコミュニケーションと刺激が文化を生んでる面もあるので、New Yorkや東京は文化を発信できているのでしょう。このように「リアル」に価値があるものがある限り都会に人が集まるということは、根本的になくならないのでしょう。ただ技術は進歩するので、その「リアル」も「バーチャル」で置換えできる部分は増えていくでしょうが。

 また東京みたいに、多すぎる人が必要なのかというのは別の話かもしれません。適度な人口の都会、もう少し広い、人口密度の低い都会でもいいような気がします。ただその都会が価値を創造できるかというのが鍵でしょう。価値のカテゴリーにより分散するという手もあるかもしれませんね。

 ということで私は今日も東京で美味しい物を食べに行きます。
 ではでは。