あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

大阪に来た。ウルフルズのライブ前日。「みんぱく」にやられた

 

 ウルフルズの祭典のような野外ライブ「ヤッサ!2023」があるため大阪に来ました。いやー声出しOKなので、盛り上がれそうでライブ楽しみです。

 

 ライブは明日なので、会場の万博記念公園の下見を兼ねて、行きたかった『ラテンアメリカの民衆芸術展』を観に同じ公園内にある「国立民俗学博物館」通称「みんぱく」を訪ねました。 そうしたら展覧会だけでなく「みんぱく」が想定を超えてすごくて、打ちのめされました。世界の文化って幅広いですね。その広さに胸踊ると共に、自分の美意識の小ささに凹みました。

 

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あいにくの雨でモノレールの万博記念公園駅に着いたお昼頃は結構激しい雨。お昼ご飯として駅でたこ焼きととビールを一杯。大阪に来たなあという感じ。

 

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万博記念公園は初めて来ました。

まずは太陽の塔。中に入れたので入ってきました。

 

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入るとまず「第4の顔 地底の太陽」がありました。非対称な顔の作りが面白いです。復元されたものだそうです。

 

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照明、映像効果で色が変わります。

 

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奥に進み塔の内部の中央に行くと「生命の樹(せいめいのき)」がありました。

樹の枝の下から上に向かって、原始生命から人類に至るまでの進化の過程が模型で表されていました。


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腕に当たる部分の内部は金属の骨組みがSFの一場面のように続いていました。


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岡本太郎の言葉
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「芸術は呪術である」 そうですね。私もただ美しいだけの整った作品は好きではありません。

 

次はみんぱくの特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」です。 

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展示はラテンアメリカの様々な国の民衆が作った物がいっぱいです。 それは織物、おもちゃ、人形、宗教的な物等、芸術としてではなく、必要性に応じて素朴に民衆が作った物でした。


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その色使いのすごさに圧倒されます。


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細かい造形。
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不思議な生き物。
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面白い黒の線で描写された人。

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これらは展示のほんの一部です。

 

塗り絵コーナーがあったので色鉛筆で色を付けてみました。 左が私の塗り絵。右が元の作品です。 元の作品を見ないで私なりに変な色使いにしようとしたのですが、まだまだですね。


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展覧会を見終えて「はー面白かった」と帰ろうかと思ったのですが、常設展示があるのを思い出しそっちに行ってみました。 そうしたらそっちがすごく広くてびっくりしました。

 

世界の各地域別に、そこの文化で作られた物が展示されています。

 

ここではとても全てをカバーできないので一部の画像を紹介します。

 

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音楽コーナーもありました。ギターや太鼓、笛などの世界の楽器や歴史の展示でした。


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世の中にはこんなに文化があるんだとその広大さを実感しました。 そこには私の中にある美意識とは違う美がありました。

 

自分の美意識、日本人の美意識、欧米文化の美意識 そういうものの枠の狭さを感じました。昨日、 まつ毛で女性は変わるっていうブログを書きましたが、それを可愛いと思うのは、それは日本の今風な美意識の話なんでしょうね。

 

人間が絵を描くのは言葉を覚えてからだそうで、チンパンジーは絵を描けないのだとか。そういう意味では絵も人間の論理、理屈の産物で、それでさえ世界でこんなに広がりがあるのです。ということは人間の論理を超えた美とはどこまであるのか? そして自分の意識なんてなんとちっぽけなことか。

 

 

岡本太郎の「芸術とは呪術である」という言葉が身に沁みます。

 

そんな気持ちで太陽の塔を斜めから見ました。非対称の面白さがありました。

 

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ではでは。