スペインの首都 マドリード(英語読み マドリッド) イベリア半島、スペインの内陸にある大きな街です。日本ではサッカーが一番有名でしょうが街の歴史的な建物や美術館は見応えがあります。
印象に残ってるのはやっぱりプラド美術館ですね。ベラスケスの「ラス・メニーナス」、「マルガリータ王女」、ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」や他の作品、エルグレゴの作品など多くのコレクションは見応えがありました。
またピカソのゲルニカにも圧倒されました。 戦争と人間の毒毒しさ、愚かさを独特に捉えた面で表現した傑作です。その大きなサイズは圧巻です。「国立ソフィア王妃芸術センター」にあります。
さらに闘牛も私はマドリードで見ました。闘牛は今や動物愛護の面で非難の的にされています。確かに血気盛んで元気な牛を殺すのを見世物とする行為は残酷であり可愛そうという気持ちはわかります。しかし歴史的な儀式的側面と、私達は殺した牛の肉を普段、食べていることを考えれば、残してもいい遺産の一つではと私は思います。実際、私にとっては大変興味深い経験で観てよかったと思いました。
マドリードは最近治安が悪化していると聞いたことがあります。スリ、置き引きはしょっちゅうあるようなので注意して下さい。まあヨーロッパではどこでも荷物には注意した方がいいです。特にレストランとか。
南に下ったそばにトレドという景色の素晴らしい古い街があります。行ったのはもう10年以上前なのですが、外から眺めた街並みは美しく今でも鮮明に覚えています。
またトレドで私は子豚の丸焼きを食べました。元々、マドリードの北のカスティージャ地方セゴビアの「コチニージョ・アサードCochinillo asado」と呼ばれる料理です。小さい子豚が大の字になった形で焼かれてそのままテーブルまで運ばれて来ました。その絵はチョット可愛そうでもあり衝撃的でしたね。レストランの人が切ってお皿に盛り付けてくれて食べたのですが、皮も身も柔らかくてとても美味しかったです。ヨーロッパで食べた食事の中で私にとっては忘れられない一品です。
スペインにはパラドールという古城とかを利用した宿があり、何箇所か泊まりましたが歴史ある建物を実感できていい体験でした。また泊まりたいものです。
ではでは。

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