旅行というより住んでいた街なので語りたいことはたくさんあるのですが、旅行で訪れるのも悪くない街です。街での観光のお勧めは、美術館と運河、街並み。
美術館はレンブランドの”夜警”がある国立美術館、ゴッホ美術館、市立美術館などがあり、見ごたえがあります。ゴッホはオランダ人で、オランダ居住時代は色調の暗い絵を描いていたのですが、フランスのアルルに行くとパーッと明るい黄色などの色彩になり開花します。ゴッホ美術館の展示はその経緯が分かって興味深いです。余談ですがゴッホ(Gogh)のGは、オランダ語ではガ行の発音はせずに、のどの奥をならすような特殊なハ行のような発音をするので、「ゴッホ」と言っても通じません。カタカナで書くと「ホッホ」になるのかもしれませんが、まず日本人には無理な発音なので発音で通じることは諦めた方がいいと思います。 もし道とかで「ゴッホ美術館」のことを聞きたいと思ったら筆談をした方がいいかもしれません(笑)
街に何重にも輪のように巡る運河と、その周りに狭い間口でヒョロっとした建物が所狭しと並んでいる図は、歴史を感じ、趣があって楽しいです。その古い建物に今は雑貨屋やカフェなどがあって散歩していて飽きないと思います。運河沿いを歩いても、観光船に乗っても楽しいと思います。
また知ってる人は多いと思いますがオランダは自由な国なので、夜の街に繰り出すのもいいと思います。売春で有名な飾り窓(Red Light District)地区を興味本位で覗いたり(治安は悪くないです。普通に観光客がぞろぞろと歩いています)、バーとかで飲むのは楽しいです。クラブとかも色々あるので夜遊び好きには楽しい街です。麻薬(マリファナ)も罰せられないのでそこら中にあるCoffee Shopというお店で売っていて吸われています。もちろん日本では罰せられるので買ってはいけないですが。街中、プーンとマリファナの匂いが漂っていることはしょっちゅうあります。
サッカー好きな人はAjax(アヤックス)スタジアムでAjax戦を楽しんでもいいですね。
近郊ではチューリップで有名なキューケンホフ公園や風車の村ザーンセ スカンスなんかも楽しいです。まあ地元の人はほとんど誰も行かないいかにも観光地ですが。。。。
正直、食事は美味しくないです。レストランには期待をしないで下さい。味付けが雑なんですよね。オランダ人は食に興味がないようです。強いて言えばニシンの酢漬けハーリング(屋台で売ってます。日本人的には醤油をちょっと垂らすと更に美味しい)はトライする価値はあります。ゴーダなどのチーズも私は好きです。フランス産などとは異なる硬めのチーズが好きな人にはお勧め。特に年数をかけて熟成させたものは独特の旨みがあります。スーパーで普通に売っています。後、フライドポテトにマヨネーズを付けるので屋台とかで買ってもいいかもしれません。スーパーでもポテト用マヨネーズが売ってます。また美味しくはないですが、クロケット(コロッケ)を自動販売機で買うのも土産話としては面白いかも。街中にガラス窓のコインロッカーのような自動販売機が並んでいるお店があり、そこで買います。コンビニ等がないので、小腹が空いたときに重宝します。味はそんなに美味しくはないですが。。。見た目が日本のコロッケなのでその味を想像すると、その違いにがっかりします。
まあそんなユニークな街ですが是非、訪れて楽しんで下さい。
ではでは。

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