私は子供のときから動物好きである。小っちゃいときから絵本や動物の図鑑を食い入るように読み、テレビも動物ものが好きだった。隣に住んでいた同じ年齢の友達はメカ好きだったので絵本は仲良く動物と電車とかで分け合ってけんかにならなかったと聞いている。
子供のときはアパート住まいでペットを飼えなかったのだが、友達の犬と遊ぶとすごく楽しくて、犬を飼うことにずっと憧れていた。高校の頃、一軒家に引っ越して「これで犬が飼える!」と喜んで飼ったのが柴犬。ペットショップではなく、ちゃんとブリーダーを探して雄の子犬を選んだ。
柴犬は日本の伝統的な犬だが原始的犬の系統とのことでちょっと野性味があって私は好きである。子犬の頃はコロコロしていて、鼻先も短く丸顔でとても愛嬌がある。
そして大人になると鼻先が伸びるが、三角の吊り上がった目とピンとたった耳がりりしくてキリッとする。でも笑顔になると正面の顔とかは非常にかわいい。
野性味と可愛さが同居していて、大きさも小型で手頃でホントにいい犬種である。
犬から見た家人の階級は(どこでもそうかもしれないが)母親が一番偉く、その後父親、そして私は一番下で友達のような存在だったのだと思う。子犬から若い頃はボールで遊んだり、じゃれあって遊んだり、タオルの引っ張りっこ、散歩と楽しい日々を一緒に過ごした。
ただ私の悪い癖で飽きっぽく、大学生の頃は自分の他の趣味のマンガとかに没頭して犬の世話はせず、社会人になってからは家を離れて暮らしたので後半の世話はほとんど母親がやった感じだ。世話をしてくれた母親には今でもすごく感謝している。
その柴犬も15歳で亡くなった。最後は夜中に鳴いて母親を呼び、母親に抱きかかえられながら往生したとのこと。 母親はまだ柴犬が忘れられないようで、家には等身大の柴犬の置物があり、毎年のカレンダーは決まって柴犬のものだ。
私も今でも道端で柴犬を見かけるとまた飼いたいなあと思うのだが、この飽きっぽい性格だから飼わない方がいいんだろうなと思い、踏みとどまっている。
他にも熱帯魚、水草に凝ったりしたが、もう飽きて、今では道具を全部義理の父親にあげ、父親の老後のいい趣味になっている。
この性格が治らない限りペットは飼えないんだろうなあ。でも飼いたいんだよなあ。
ではでは。
家の中に入りたいけど入れない柴犬の子犬 Amazing shiba - YouTube
今週のお題「飼ってる、飼ってた、飼ってみたい!」