『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』のイベント上映を観てきた。2月28日~3月13日の2週間限定だったので駆け込みでどうにか間に合った。
ガンダムは、何と言っても第1シリーズが好きで本放送から観ていたが、そのときの衝撃はいまだに忘れられない。中でも序盤での赤い彗星の登場と活躍は鮮烈に覚えている。(主人公アムロはいじいじしていて正直好きではない。きりっとした女性のマチルダさんとかも好み。。。) そして今回はそのシャアと妹セイラの生い立ちの秘密を描いたストーリー。 マンガ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で第1シリーズの追加の話として2005年頃に描かれたもののアニメ化になる。
第1シリーズのキャラクターデザインを行い『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のマンガも描き、そして今回のアニメの総監督をされている安彦良和さんは、私の最も好きで尊敬している絵描きの一人。そんな安彦さんのアニメならDVDとかじゃなくて大画面で観たいということで今回映画館に足を運んだ。
観た後の感想は「やっぱりいいよね」ってこと。ストーリはマンガに忠実だから知ってはいるんだけど、改めて見直しても楽しめた。私好みの女性キャラ、クラウレ・ハモン、キシリア・ザビはキリっとしてかっくいいし、まだ若いランバ・ラルも渋い。冒頭の赤い彗星の戦闘シーン、後半のタンク型の砲撃シーンも画面の効果としてよくできている。
そんな中、やっぱり一番の魅力は安彦さんの絵だなあ。
安彦さんの魅力は、流れるような人の体の描写。デッサンはしっかりしてる前提で手の動きや腰や脚が流れるようにちょっとデフォルメされてる。私もちょっと絵を描くがあんな風に描きたいと憧れる。
そして目が小さめに描かれてるのに魅力のある表情。目は、人の表情で一番ポイントなので、マンガでは得てして大きく描かれるのだが、安彦さんはそこを誇張はしない。でも魅力のある表情になっている。逆にそれが故にりりしさがあるキャラがいる。
そして白黒のマンガでは陰影の描写も上手い。カラーになってもメリハリのある色付けをされる。
稀有な上手い絵描きだと思う。
話の方は、古き欧州の貴族や家系の話のようで、政治が世襲性なの?とか、砲撃シーンも古えの大砲って感じで、これが未来なの?という、ちょっと疑問符が付く側面はあるが、元のガンダムも宇宙に展開している第2次世界大戦みたいなもんだから、架空世界としては、ま、いいかなとは思う。
家帰ってマンガもまた読み返した。
ブルーレイでまた観ようかな。
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続きも早くみたい。
ではでは。