年が明けてやっと映画「ホビット 決戦のゆくえ」を観てきた。ちょっと奮発してIMAXで観た。覆うように感じる大きなスクリーンと迫力があるので、好きな「ホビット」と特殊効果主体のこの映画はIMAXを選択。でも人気がないのか、IMAXでは今週から一日一回しか上映がなかった。。トホホ
IMAXは日本では普及してないがアメリカでは結構普通にやってる。多分価格も通常と変わらないのではないかなあ。どうも機材が高額なため日本では普及してないようで、確かに日本では入場料も高くて割引も少ないので、いつも割引活用する私だとIMAXだと倍以上の出費になる。 だからよっぽどの映画じゃない限りIMAXを選ばない。高画質だけじゃ金が取れないことの表れだよね。前に書いたけどテレビの4Kも金はとれないと思うんだよね。(競合の中の競争フィーチャーでしかない。その割には開発コストがかかる。。)
ディスプレイってこうなると楽しい - あいしろう blog IMAGINE
で、映画の方だけど下記に感想のポイントを挙げてみた。
■良かった点
・冒頭、竜スマウグが街を襲うときのスマウグの表情や、全体の迫力ある映像表現
・戦闘シーンの壮大な広がりのある映像表現
・主人公ビルボ・バギンス役が適役でいい味を出している
・ガンドルフ役のいい味はロード・オブ・ザ・リングから引き続き変わらず
・トールキンファンタジーワールド、後に続くロード・オブ・ザ・リングに思いを馳せることができる一種の郷愁感
■あんまりな点
・戦闘シーンが多過ぎ。それだけのエンターテインメントになってる感じ。
・短い原作を拡大して長くした点。なんか強引に時間を延ばした感じ。
3部作にする必要なかったのでは? 商売っけ出し過ぎ。
・トーリンとその仲間が戦闘に参加したとき、その少人数で大群を突破したのに無理がある。また彼らが敵の統領アゾクのところに簡単に行けちゃうのもちょっと無理が。。
■疑問点
・トロル(人間風だが巨体の怪物)の大きさが登場シーンによって違うように見える。元々違うサイズのトロルがいるということか?
ということで全般的にはCGとかの映像表現先行な感じで内容は正直、今一つ。ただロード・オブ・ザ・リングから続いてJ.R.Rトールキンの世界を映像化したことには敬意を表したい。
この映画観てまた「指輪物語」などのトールキンの原作を読み直したくなってきた。トールキンの創作世界には色んな人や歴史が出てくるのでこんがらがっちゃうことがあるので、そんなときは「トールキン指輪物語事典」なんてのも参考になります。

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最後にドワーフの統領、王トーリンは、私の手元にある山本史郎役版の原作ではソーリンとなっていて、英語の元の名はThorin。 そう日本人の苦手な"TH"発音ですねえ。私もまだちゃんと発音できない。。。 ちなみにWEBプログラミングではHTMLのタグ属性のWIDTHを「ウイドス」と読む人が多いけど、「ウィズ」(正確にはカタカナで書けないけど)が正しいと思う。(よく話題になるらしいけど改めて。。)
脱線したけど、これで毎年のトールキン映画の楽しみは終わっちゃって、次の2015年12月はSTAR WARSだな!!
ではでは。