あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

よく観るNHKとかフジテレビ、民放、広告業界の規模を眺めてみた。

 他ののBlogでも書いたように私はテレビは結構NHKを観る。スペシャルとかブラタモリとか、動物、自然、旅行などのノンフィクション系が好きで見てるのだけど、ふとNHKや 放送業界ってどんな事業規模なのかと興味があったので調べてみた。

NKHの年間事業規模 平成26年度 6870億円 内受信料分6305億円
民法は全体で 平成24年  2兆2870億円
     内Top3は、フジ  6421億円
          TBS   3543億円
          日テレ  3417億円
だそうだ。

でかいよねえ。大企業の一つの指標の1兆円には達してないけど国内の番組作りをメインでこの金額って凄いと思う。

言わずもがなNHKは 受信料でで成り立ち、民放は広告料で成り立っている。
NHKの受信料ってBS込で年間 25,000円弱(年間一括払い24,770円)でこれが見てる放送の価値に見合ってるかというと、微妙だねえ。ま、だから払わない人がいるんだろうけど。

一方民放のパトロンの広告業界の規模を見ると
年間 2兆7825億円 内テレビ 1兆7913億円
 広告投資が一番多い業界は、化粧品・トイレタリー 2101億円
              食品         1927億円
              情報・通信       1894億円
              飲料・嗜好品     1670億円 がTop4。(金額はテレビ広告費)
 ちなみにTop1広告のパトロン、クライアントの
化粧品業界規模は 2兆0097億 円
   トイレタリーなどの家庭用品業界は2兆5689億円とのことで
   計 4.5兆 円
 でテレビ広告料はこの4.7%に当たる。

 もちろん化粧品等には海外売上もあり流通マージン等もあるから、超すごいざっくりした計算になるけど、あなたの買う化粧品、トイレタリーの5%はテレビに払われてる。(流通 マージンはお店も広告してるので、比率は定かじゃなが結局広告費としてテレビには払われてる。。)
NHKの受信料は払ってなくても結局皆の使ったお金がテレビの制作費に回ってるんだよねえ。

 また事業が1兆円に達してないと書いたけどお金の使い方の構図が放送業は他の業界と違うと思うんだよね。小売とか製造は仕入れた価格に対して販売する価格の差額を利益にしてるけど、放送業は予算があってその予算内で番組を制作するのが仕事。

 例えば私は製造業系が仕事なので、売上に対して仕入れコストはその半分とかそれ以下。ものを生み出す(開発、設計の)費用も人件費含めて売上に対して数%とか10数%。事業主体がコントロール、マネージできるお金は開発、設計費とか販促品とか工場の費用位で、その金額は売り上げに対して少ない。もし売上6000億円あっても数百億円程度でしょ。
 かたや放送業は、業界規模イコール番組制作費に近い発想だと思う。極端にいうと6000億円の予算で番組作りましょ、 じゃあどう作ろうかという発想。6000億円も自分の采配で決められるんだよ。なんか羨ましくない。この費用に番組制作会社とかはしゃぶりついてるんだろうなあ。その下にぶら下がってるのが芸能人とか。。。

まあそれがいい、悪いとかの話じゃなくてそういう構図なんだと改めて認識したっていう話。ただ最終的に金払って観てるのは視聴者なので番組が面白い、面白くないとか、こうして欲しいとかの意見は言った方がいいよね。ネットもあって放送も曲がり角だけど、まだ当面はテレビも続くだろうし。あ、ネットも広告費で成り立ってるんだったあ。そしてブロガーもそれで稼いだり。。。うーむお金は回る。

ではでは。