あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

「宝島 AGES」って雑誌。80年代の実感、そして感謝!

「宝島 AGES」って雑誌が刊行された。第1号のテーマは"80's Wonderland" 
「宝島」って言ったらかつてアナーキーでちょっと無茶苦茶で活動的な雑誌だった。
今はなんか普通っていうか面白くなくなったけど、あの頃はロックバンドとかクリエイターの記事やコラムが面白くて、VOWとかは好きだったなあ。

80年代のサブカルを特集する『宝島AGES』発売 - はてなニュース


 この新刊「宝島 AGES」は、巻末のEDITORS欄を読むと、あの頃の雑誌のパワーをもう一度、今の80年代の捉え方っておかしくない?ってことを契機に発刊されたようだ。
 
 80年代を(も)生きた私から見ると実感だけがあって、今の捉え方を云々する気はないが、確かに80年代はなんかクリエイティブなパワーはあったように思う。別に懐かしむわけでなく、実感としてそう思うのだ。
 
 雑誌の巻頭のケラさん(ケラリーノ・サンドロヴィッチ、劇作家、80年代は有頂天ってバンドもやっていた)の「80年代特集 序文」が面白い。ケラさんも今の80年代の捉え方が「本当にそんなだったかしら?」と疑問を感じるようだ。そんな中で、かつては”そのときの今”である”80年代”を”捏造”する作業をしていたと述べる。そして”やりたいことが多過ぎて”寝る暇もなかったと述べ、最後にあの頃の”宝島編集部はとても居心地がよかった”と述べ、”本号は妄想特集かもしれない”で締められている。

 まさしく私にとっても、80年代は、好きなことばかりを造ったり、追いかけたりしていた、そしてたくさんのクリエイターの作品を感じていた、そんな実感しかない。
本号でも取り上げられてる”RCサクセション”、”大友克洋”、”甲本ヒロト”、”吉本ばなな”、”みうらじゅん”とか、そんなクリエイター、アーティストは実感として心に沁みついている。それは捏造されたものかもしれないが。 彼ら、彼女らにあらためて感謝。
 そんな実感を感じられる雑誌でした。

宝島AGES 2015年 02月号

宝島AGES 2015年 02月号


 余談だがケラさんが来年、テレビでドラマをやるそうだ。それも楽しみ! 主演は麻生久美子、坂井真紀、緒川たまきだが、それ以外にゲストでANI(スチャダラパー)、小澤征悦、成海璃子萩原聖人ピエール瀧松尾スズキ真野恵里菜ら豪華キャストも出るらしい。
 ドラマ24「怪奇恋愛作戦」
 テレビ東京系列 1月9日(金)~毎週金曜深夜0時12分放送

 ではでは。

ドラマ24「怪奇恋愛作戦」:テレビ東京

ケラ人脈総動員 テレ東・新ドラマ『怪奇恋愛作戦』のゲストがすごいことに | ORICON STYLE