あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

フィレンツェ(イタリア):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第8位

 もしイタリアで一番好きな都市は?と聞かれると、私は迷いなくフィレンツェと答えます。最初のイタリア旅行で訪れて魅了されて以来、何回も訪れました。 

 

 「花の都」フィレンツェ、英語ではFlorence(フローレンス))。 人口は約35万人ということで、大きすぎず、小さすぎず、程よい規模の都市です。 中世に「フィレンツェ共和国」の首都として繁栄したこの街には今でも中世の街並みが残り、ルネサンスが起こったときの芸術家のパトロンだったメディチ家のお蔭で「街中が美術館」と言っていいほど、多くの美術品、建築物であふれています。その魅力的な街並を中世の時代を感じる建物を見ながら歩き、そして美術館を訪れて、美術をじっくり鑑賞するのは、とても楽しい時間です。

 

 そしてこれだけ多くの観光資源が残っていながら、単なる観光地としてだけでなく、街自体に今でも活気があり、人々がイキイキと暮らしていて、実生活と歴史ある文化がバランスよく融合している都市と感じられるところがとても魅力的です。そこが、いかにも観光地であるベネチアなどとは違った魅力になっていると思います。

 

 街に入ってまず目立つのは、中心にそびえるドゥオーモ、サンタ・マリア大聖堂です。 ちょっとピンク色がかった大きな丸いドーム状の屋根が街中から見られます。 傍に行くと外壁や扉の装飾が凄く、中に入っても壮麗な内装、そして美術品としてミケランジェロピエタの像なども見られます。
 
 ミケランジェロというとやはりダビデ像でしょう。アカデミア美樹館の中央にデーンとそびえています。ちょっと頭でっかちではありますが、その力強い造形に圧倒され、今の私の立体彫像好きに火をつけたきっかけがこの像でした。
 
 他に有名な美術館としてウフィツィ美術館があります。中世のボッティチェッリ、レオナルド・ダヴィンチ、ラファエッロ、カラヴァッジョなどの作品がたくさんあり、一日で観切れないほどの規模です。 私は特に並ばずに入れましたが、今では入場には事前予約もあるようですね。

 

 建築物としては洗礼堂、ジョットの鐘楼、ヴェッキオ宮殿などの遺産が中世の息吹を感じさせます。街の中央にはアルノ川が流れ、そこにかかる中世から残るヴェッキオ橋には、金属のアクセサリー等を扱うお店が軒を連ねています。
 アルノ川を渡った高台にあるミケランジェロ広場を訪れれば、この美しい街全体の眺望を堪能できます。

 

 皮革製品でも有名なフィレンツェは、高級ブランド サルヴァトーレフェラガモ、グッチの本店もあり、また大小の革製品ショップがたくさんあり、靴やバッグを物色するのも楽しいです。

 

 もちろんレストランもたくさんあり、美味しいお店に巡り合えるとこんな至福なときはないという瞬間です。

 

 街並、建築と美術、ショッピングに食事と多くのことを、人々の活気と中世の文化を感じながら過ごせる、とても素敵な都市、それがフィレンツェです。

 

 

フィレンツェ美術散歩 (とんぼの本)

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フィレンツェ (講談社学術文庫)

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芸術の都 フィレンツェ大図鑑―美術・建築・デザイン・歴史

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  • 作者: アントニオパオルッチ,マリオスカリーニ,アンジェロタルトゥーフェリ,マルコキアリーニ,カルロクレスティ,Antonio Paolucci,Angelo Tartuferi,Marco Chiarini,Mario Scalini,Carlo Cresti,森田義之,野村幸弘,芳野明,谷古宇尚,鳥海秀実
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フィレンツェ美食散歩 おいしいもの探しの四季の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

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フィレンツェ史(上) (岩波文庫)

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フィレンツェ―世界の都市と物語 (文春文庫)

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