あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観てきた。荒涼とアクション。この世界は生理的に好き嫌いわかれるよね。

 いつも遅い鑑賞になってしまう映画だが『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をやっと観てきた。

 1979年公開から始まった『マッドマックス』シリーズは、ちょっと郷愁を感じるが私自身はそんなには、はまらなかった。この映画に影響を受けたマンガ『北斗の拳』も多くの強敵と段階的に格闘していくストーリー展開は嫌いじゃないけど、世界感は疑問かな。友達は両方に熱狂してたけどね。

 そんななか懐かしさに惹かれながら『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を夫婦で観に行った。カミさんは前作は観た記憶がないとのこと。その結果、私は結構楽しめたけどカミさんはあんまりって感じだった。結局、アクション、格闘好きのアドレナリン全開映画なので、その世界感、趣味が嫌いな人は逆に耐えられないかも。ある意味プロレス的な映画。

 ということでこれから観る人、特にデートとかで行こうという人は注意した方がいいかもね。

(★以下、ネタバレあり注意)

■好きなところ

・(文明が滅亡した後の)荒涼、荒廃感 

   この設定は好き

・そんな絶望的な状況で、個の力でがんばるヒーロー感

・目標だった「緑の地」が無くなっていた絶望感と生きるためのエネルギー感

・ウォーボーイズ軍団の車の先頭でギター弾いてるやつ 

   訳わからない感がたまらん

・広大感を感じるロングの映像とアクションの接近した映像の組み合わせ

   広大な砂漠で車が疾走するシーンはいい

・そこで広げられるカーチェース、戦闘、アクションの迫力とそれを実現した画像撮影

    実写が多いとか。すごい迫力

■好きになれないところ

・ウォーボーイズ軍団の下劣な暴力志向、カリスマ頭領の存在という単純設定

・車とかの暴力的デザイン(好きなところもあるけど)

・そういう下劣さとヒーロー/女性という美的なものの戦いという単純さ

・それらによってアドレナリン上昇させて観客を鼓舞する演出

■ちょっと疑問なところ

・主人公のマックスより女性のフュリオサの方にヒーロー感を感じること

  おいおいマックスがんばってよ。。

 

 まとめると文明が滅亡した荒涼の世界で絶望感や罪悪感を持って生きてる人が、愚劣な悪者と徹底的に戦って、ドキドキしながら”やれーっ”(ヒャッホー?)とアドレナイン全開させて画像の迫力を楽しんで、最後に勝って安堵。結果、楽しかったあと感じる映画かな。特にそれ以上のテーマはなし。

ということで個人的採点は72点(100点満点)

 

ではでは。

 

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映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』日本版予告編 - YouTube