あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

ギリシャのデフォルトになるかの騒ぎ。日本に重なる。ホント皆、価値創造に知恵絞らないと。

 ギリシャのユーロ圏残留か否かの騒ぎが連日報道されている。明日の国民投票の結果はどうなるのだろうか?

 私は以前、ギリシアに関わる仕事をしたことがある。営業時代にギリシアの担当になり何回か出張したりして現地の担当と仕事をした。旅行にも訪れたことがあり、2週間位休暇もらって回ったことがある。古代の遺跡や美しい海、島々などがあってホントに観光にはいいところだ。でも現地の担当が言っていた。彼らにとって一番大切なものはアテネアクロポリスパルテノン神殿。だってこれがなくなると観光がなくなり喰っていけなくなる。

 そうギリシャは、観光が経済の肝で他には海運が有るくらい。その観光に甘んじてアグラかいて、呑気に生活してるイメージだ。ホントに働かない国民性。

 でもそれらがもう商売にならないから今の危機になってるんだと思う。2004年のアテネオリンピックで盛り上がっていい気になったら、あっと言う間に衰退した。その危機に欧州は経済援助したのだけど、立ち直れないからいつまでも借金を返せない。正直、自分に被害がなけりゃあもう見放したくなると思う。ただ欧州としてはEuro圏の負のインパクトがあるからほっとけない。あと、欧州人にとって日本の「京都」みたいなところだから、気持ちとして見放せないというのもあるんだと思う。

 要はギリシアは自力で新たな価値を創造して経済に貢献しないと立ち直れないのにそれができてない。困ったもんだ。ただ海運とか、立地に有利なところがあるので、中国とかロシアは食指を伸ばしてると聞く。まあそうやって利用されちゃうんだね。

 

 でもギリシャを笑ってばかりはいられなくて、これってよく考えると、日本の地方にも似てる。

 今、地方は経済が縮小し、若い人が出ていき高齢化が進んでいる。観光地とか名産があればいいけど、それがない地方は大変だ。観光地や名産もいつまで続くかも不安要素。 まるで欧州のギリシャみたいではないか。 それで政府は地方に補助金出してたりしている。でも割引とかしてちゃ皆考えなくなっちゃうよ。。

 

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 やっぱり根本は地方自体が価値創造をしないと衰退は止まらないよね。もちろんたくさん努力している人々はいると思う。でも農産品とかだけだと厳しいよね。地方のブランド化はばらばらありすぎて国際競争力をかえって落としているようにも見える。

 いいチャンスは技術や時代が変わってることだと思う。このネット時代、別に東京にいなくても何かしかけられるよね。

 今の世界を見ると、アメリカはIT革命で、中国は工業生産で、ロシアは資源で経済的地位を確保してるのだと思う。一方日本は以前は電気や自動車産業が肝だったんだけど、今や自動車産業位で工業は苦しい。自動車産業もいつGoogleとかに喰われるかわからない。

 

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 それで観光とかに期待してるけど、これだけでは1億人が喰うには足りないだろう。そうすると地方だけでなく、日本全体がギリシャになるかもしれない。

 

 資源や国土はないのだから、やるべきは知恵。特にロボットや人口知能の時代、人間でしかできない知恵で価値創造しないと生きていけない。そんな時代が来る日も遠くない。

 

 皆で考えて想像して価値創造しよう! IMAGINE。

 

 ではでは。

 

 

価値創造の思考法

価値創造の思考法

 

 

 都会は人が多くてお互いに接触できるのがポイント。地方はそこに対して何ができるか。

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