あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

クロアチアのドゥブロヴニク、フヴァル島、プリトヴィッツェ等(クロアチア):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第2位

 第2位はクロアチア(英語読み クロエイシャ)です。 クロアチアというと何を思い浮かべるでしょうか? サッカー? 日本もワールドカップでも対戦しましたよね。手強いです。東ヨーロッパの国? ユーゴ(ユーゴスラビア)だった国? おそらく普通の方にはまだ馴染みの少ない国ですがヨーロッパ観光好きにとっては今や話題の国です。欧米人にとってもユーゴからの独立、EU加盟と至って美しい国としてここ10年位、話題のようで、多くの観光客が訪れています。歴史的な街がその街並ごと数多く残っていること、そして美しい海に、山や川などの自然の絶景があり、多くの見どころあるところが大きな魅力になっています。そして綺麗な海を楽しむリゾート地としても人気です。

 

 場所は、イタリアに向かい合うようにアドリア海に沿って広がっています。海に面したその地域の利点を活かして、中世の時代から貿易の拠点として発展したそうで、そのときの繁栄を残すように歴史的な街が残っています。

 

 まずはドゥブロヴニクアドリア海の真珠とも呼ばれるこの街は、海に飛び出したように矩形の地を城壁が囲み、その中に所狭しとオレンジ色の屋根の建物が並ぶ、確かに真珠と呼ばれても納得してしまう大変美しい街です。街や城壁を歩いても楽しいですし、丘の上から眺める街は絶景です。

 

 他にも宮殿の美しい大都市スプリット、かわいい街トロギールなどが海沿いにあり、またちょっと脚を伸ばして隣国モンテネグロにあるコトルという街も素敵です。

 

 スプリットから海をフェリーで渡るとそばにフヴァル島という島があります。ここはラヴェンダーの産地として有名でアドリア海の美しさを満喫できるリゾートの島です。メインの街フヴァルには港があり多くのヨットが並び、港沿いにはラヴェンダーやお土産を売ってる露店、そして狭い街路を歩くとレストランやかわいい雑貨屋とかが並んでいます。 ちょっと観光地っぽさが濃厚ではありますが、きれいな海を感じながらの散策は楽しいです。他にもヨーロッパ初の公共劇場や、城壁などが観られます。またイタリアのカプリ島にも負けないと言われる青の洞窟もあり船で渡って観られるとのこと。 残念ながら私は船の予定が合わず観られませんでした。 

 

 ここフヴァルだけでなくどこの街でもアドリア海の海は澄んでとても綺麗で、私は9月に行ったのですがまだ泳いでいる人がいました。

 

 内陸に脚を伸ばすとプリトヴィッツェ湖群国立公園があります。 世界遺産のこの公園では、青い湖に滝と木々の緑が織りなす絶景が観られ、最近ではテレビでもよく紹介されていますね。国立公園内には整備された遊歩道があり、気楽に散策できます。また電気で駆動するボートや列車、バスを使って回ることもできます。どこを廻っても全て撮影ポイントのような公園でした。 私はそばのロッジのような個人経営の宿に宿泊したのですが、余談ですがそこで購入した蜂蜜は日本では味わったことのないとても濃厚な味でした。

 

 首都はザグレブで内陸にあり、サッカーの三浦知良がプレーしたチームのあった街としても有名です。 ここの聖マルコ教会は屋根がモザイクで紋章が描かれかわいらしく私のカミさんのお気に入りの一つです。 西欧とは違うどこか素朴さを感じる街でした。

 

 食事は海沿いではシーフードが、内陸は肉の煮込み料理とかが美味しかったです。

 

 私はいつものようにレンタカーで廻ったのですが道路も整備され全然問題なく運転できました。驚いたのは海沿いの一部だけボスニア・ヘルツェゴビナが飛び出しているため国境があり、その検問を通らないといけないところ。たかだか数km程度の別の国を通るために入るのと出るのに2回の検問がありました。1回はそのままスルーで通過しようとして強制的に止められてしまいました。 特にお咎めはありませんでしたが。。。

 

 またどこを訪れても宿やレストランの方々等はとても親切で好意的で、治安も悪くなさそうで安心して廻れました。

 

 知合いの話によると他にもまだ知られてないような絶景ポイントもあるようで、まだまだ開拓したいクロアチアであります。

ではでは。

 

 

 

 

クロアチア (文庫クセジュ)

クロアチア (文庫クセジュ)

 

 

 

 

 

 

 

最新 ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

最新 ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

 

 

 

フィガロ ヴォヤージュ Vol.15 地中海の島へ。(青い空と海、幸せなのんびり暮らしを訪ねて) (FIGARO japon voyage)

フィガロ ヴォヤージュ Vol.15 地中海の島へ。(青い空と海、幸せなのんびり暮らしを訪ねて) (FIGARO japon voyage)

 

 

シチリア(シシリー)島(イタリア):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第3位

  さてベスト3に突入です。第3位はイタリアのシチリア島(英語名 シシリー島)です。 脚の形をしたイタリアのつま先の先っぽにある三角形をした大きな島、シチリア島。 この名を聞くとまずマフィアやギャングを思い浮かべる方も多いかと思います。 私もそんな先入観を持っていました。 しかし訪問するとそこは美しく楽しい島でした。 

 

 青く澄んだきれいな海に囲まれ、乾いた山並みの美しい自然。 そして古い街並や遺跡など観光の見どころもたくさんあります。

 

 アグリジェンドは、古代のギリシャ時代の都市があった、今だに多くの遺跡が残る「神殿の谷」と呼ばれるところ。本国ギリシャにも無い程の壮大な遺跡群を堪能できます。

 

 高級リゾート地として有名な街 タオルミーナ、多くの歴史的建造物が残るシチリアの州都 パレルモと街巡りも飽きることはないです。

 

 また映画ニュー・シネマ・パラダイスの撮影もこの地で行われていて、映画の舞台になったのはパラッツォ・アドリアーノという小さな村です。その村は山奥にあって細い道を結構長い間、車で走らないと行けませんでした。でもたどり着くと、映画と変わらないそのまんまの絵が広がっていました。中央の広場や建物の下にはのんびりとご老人の方々が休憩され、そののどかさな雰囲気と風景は風情がありました。 この映画のファンの方は絶対行く価値がある場所だと思います。

 

 そして食事も海産物が豊富なのでイタリアの中でも日本人の好みな料理がたくさんあります。 「ウニのパスタ」というと日本人は好きですが実はイタリアではそれほどポピュラーではありません。でもシチリアはウニの一大産地とのことでレストランで普通にありましたよ。これがめっちゃくちゃ美味しかったです。 そしてワインの産地としても有名なので、地元のワインも美味しかったです。美味しい食事にワインを海風と雰囲気のある街や村の中で堪能する体験は日本では経験できない美味しく楽しいものでした。

 

 四国より大きく九州より小さなこの島は1週間位かけてドライブするにはちょうどいい広さで、お勧めの観光地です。 そういえば2017年はサミットも開催されましたね。私もまた是非訪問したいものです。

 

ではでは。

 

 

太陽と海とグルメの島 シチリアへ (旅のヒントBOOK)

太陽と海とグルメの島 シチリアへ (旅のヒントBOOK)

 

 

 

シチリアへ行きたい (とんぼの本)

シチリアへ行きたい (とんぼの本)

 

 

 

ミラノの太陽、シチリアの月 (小学館文庫)

ミラノの太陽、シチリアの月 (小学館文庫)

 

 

 

シチリア島へ!―南イタリアの楽園をめぐる旅 (角川文庫)

シチリア島へ!―南イタリアの楽園をめぐる旅 (角川文庫)

 

 

 

CREA Traveller 2013Autumn NO.35 [雑誌]

CREA Traveller 2013Autumn NO.35 [雑誌]

 

 

 

石川 勉シェフ直伝 トラットリア ドンチッチョの極旨シチリア料理

石川 勉シェフ直伝 トラットリア ドンチッチョの極旨シチリア料理

 

 

 

中世シチリア王国 (講談社現代新書)

中世シチリア王国 (講談社現代新書)

 

 

 

パリ(フランス):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第4位

 パリ。 言わずもがなのフランスの首都、「花の都」です。多分ヨーロッパの観光というと最初に思い浮かべるのはパリという方も多いのではないでしょうか? 私もその一人で最初にヨーロッパに行った場所がパリでした。 まだ若い頃、今から30年位前に、仕事で行詰まっていたので、ここは気分転換にと、東京―パリ往復の航空券を買って泊まるところも予約せずに一人で行きました。 パリだけを廻った約1週間の旅行。その旅行は今でも忘れえぬ自分にとっては衝撃的な体験で、それ以来、この街には何度も足を運んでいます。

 

 この街を楽しむには観光だけでも1週間では全然足りなく、おそらく住まないとホントの良さも悪さも実感できないのだと思います。 まず街を歩いたとき最初に感じたのは、「あ、これがテレビとか映画で観ていたヨーロッパだ」ということ。伝統的な歴史を感じる建物、凸凹だけど趣のある石畳。ホントはヨーロッパと一括りにしちゃいけないのだけど、我々の先入観としての「ヨーロッパの絵」はやっぱりパリの街並なんだと思いました。

 

 美術館にレストランにカフェにショッピング、パリに来ると観ること、体験することは山ほどあります。

 

 まあ観光スポットに関しては色んなガイドブックなどの情報があるので細かいことはここでは書きませんが、私にとって最初に印象に残ったのはセーヌ川沿いの何とも言えない雰囲気。 特に夕暮れどき。恋人たちが人前も気にせず抱き合い、キスとかしている図は日本人の私にとっては見かけるのもちょっと照れくさかったのですが、これがこっちの文化なんだなと実感しました。

 

 泊まるところはたくさんありますが、私の好みは近代的なホテルとかではなく、サン・ジェルマン・デ・プレ辺りとかにある、古い建物の中にあるこじんまりした宿。こういう宿に泊まることはツアーじゃ味わえない個人旅行ならではの醍醐味だと思います。(まあAirbnbとかで個人所有の部屋に泊まるっていうのも今はいいだろうけどね) サン・ジェルマン・デ・プレ地区は何を今更感もありますが、やっぱり雰囲気のあって歩いたり、いい雰囲気のカフェがある、いいエリアです。

 全然ヨーロッパ文化ではないですが、日本食街のラーメン屋「ひぐま」とかも赴任中はよく行きました。(ラーメンの味は今一つだけど、ヨーロッパで生活を続けると無性に恋しくなるんですよ、ラーメンとかが) 後、エルメスのそばにある「虎屋」美川憲一さんご一行を見かけたこともあります(笑) 
 
 周辺では定番の「ベルサイユ宮殿」も一見の価値はあります。

 そんな色んなことがある大都会ですが、独自の色合いのあるいい街です。

 ではでは。

 

パリが教えてくれたボンシックな毎日 ときめくものだけシンプルに。暮らしのセンスアップ86の秘訣

パリが教えてくれたボンシックな毎日 ときめくものだけシンプルに。暮らしのセンスアップ86の秘訣

 

 

 

パリでしたい100のこと 大好きな街を暮らすように楽しむ旅

パリでしたい100のこと 大好きな街を暮らすように楽しむ旅

 

 

 

パリの小さなキッチン

パリの小さなキッチン

 

 

 

 

 

パリ行ったことないの (集英社文庫)

パリ行ったことないの (集英社文庫)

 

 

 

1 地球の歩き方 aruco パリ 2016~2017 (地球の歩き方アルコ1)

1 地球の歩き方 aruco パリ 2016~2017 (地球の歩き方アルコ1)

 

 

 

パリよ、永遠に(字幕版)
 

 

ポルトガルのリスボン、ポルトなど(ポルトガル):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第5位

 さてベスト5に突入です。第5位は、スペインのバルセロナを凌いでポルトガルです。 「え? ポルトガル??」「それ、どこ?」なんて思う方もいるのでは。 スペインの西側のイベリア半島の海沿いに縦長に細長くある国です。 今は小国ですがかつては多くの植民地を持っていた海洋大国でした。
 
 そんなポルトガルの何がいいかというと、”街並みや村が美しい”、”食事が美味しい”、”海が楽しい”、”そしてドライブで廻るのに広さが丁度いい” ってところ。

 

 首都リスボン、シントラ、ポルトなど大小様々な街があり、そこには歴史的建造物がたくさん残っています。街並、風景は美しく、それを鑑賞したり、街中を徘徊するのはとても楽しかったです。
 大きな街、首都リスボンには、古風な石畳が残り、曲がりくねったり、急な坂がたくさんあって、いい景色になって風情がありました。急な坂を高速で駆け降りるタクシーはちょっと怖かったですが。。

 シントラのペーナ宮殿はカラフルで、普通のヨーロッパの宮殿とは違い、ちょっとかわいらしいです。  

 ポルトは、デザートワインとして有名なポルトワインで有名な街。歴史的な街並が今でも残っています。

 

 食事は海に面してるということでシーフードがたくさんあります。 それも味付けがとてもシンプルで日本人の口に合うと思います。 私が訪問したのはちょっと前なので記憶がおぼろげではあるのですが、シンプルに焼かれた魚とか食べると、なんだかホッとしたのは覚えています。 

 また車で行った田舎街で美味しいと評判のレストランに行ったのですが、そこは小さな建物の2階にこじんまりあって、一瞬大丈夫かなと思ったのですが、出て来た食事はとても美味しく、いいお店に入ったと大満足しました。
 別のレストランでは、鯛を丸ごとオーブンで焼いた料理を頂きましたが、付け合わせのトマトやポテトも含めて味付けがシンプルでとても美味しかったことを鮮明に覚えています。

 

 海辺は街並み、港も美しいですが、ビーチも美しいです。私は南部のファロという街のそばのビーチのリゾートホテルに宿泊したことがあります。 そこは広い敷地に平屋作りの建物で、プール等も完備され、とても快適で、リラックスできて、とてもいい時間を過ごせました。 こういうホテルはフランスの地中海のニースなどにはない感じです。ビーチも白い砂で美しかったです。

 

 そんな魅力的な国、ポルトガル。それ程広くないので車で1週間程度で廻るには丁度いい面積です。物価も他の国より安めなのも嬉しいですね。

 

 ではでは。

 

 

光の街、リスボンを歩く (KanKanTrip15)

光の街、リスボンを歩く (KanKanTrip15)

 

 

 

レトロな旅時間 ポルトガルへ 最新版 (旅のヒントBOOK)

レトロな旅時間 ポルトガルへ 最新版 (旅のヒントBOOK)

 

 

 

ポルトガルのごはんとおつまみ

ポルトガルのごはんとおつまみ

 

 

 

奇跡のポルトガル―ここに海おわり旅はじまる

奇跡のポルトガル―ここに海おわり旅はじまる

 

 

 

旅行人164号特集ポルトガル〜サウダーデの国すべてを旅する

旅行人164号特集ポルトガル〜サウダーデの国すべてを旅する

 

 

 

家庭で作れるポルトガル料理

家庭で作れるポルトガル料理

 

 

 

サンデマン トウニー ポート 750ml

サンデマン トウニー ポート 750ml

 

 

バルセロナ、カタルーニャ地方(スペイン):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第6位

  おそらく日本で一番知名度の高いスペインの都市、バルセロナ。サクラダファミリアで有名なガウディの建築、サッカーチームのFCバルセロナがあり、1992年にはオリンピックも開催されましたしね。とても活気があって、爽やかな気候もあって、仕事でも観光でも訪れて居心地のいい楽しい街です。

 

 海に面した街の中心部は平坦で、その周りを丘陵地帯が囲んでいます。海に面してるだけあって、シーフードはとても美味しかったですね。またスペインで楽しいのはバル(Bar) 巡り。カウンターだけのお店がたくさんあって、つまみも色々種類があって、軽くつまんで飲むのは楽しかったです。それぞれのバルに得意なつまみがあって、エビ専門バルでエビの殻を剥きながら食べて飲んだり(殻は床にポイって捨ててました)、スペインオムレツやタパスとかを楽しみました。 本来は、このバルでつまんで、その後、夜更けてからちゃんとした夕食をとるそうですが、少食の私としては、バルだけでお腹一杯でしたね。
 
 観光地としては、もちろんガウディ建築巡りがあります。サクラダファミリア以外に、グエル公園、グエル亭、カサ・バトリョカサ・ミラなどたくさんあり、その独特な曲面、装飾は観ていて興味深くて楽しかったです。これだけ個性を前面に出せるのはすごいなと感心します。
 
 街以外にも近郊をドライブするのもお勧めです。奇妙な岩が連なるモンセラート山と修道院。ここは以前紹介したギリシャのメテオラの角ばった断崖とは異なり、角が丸っこい不思議な岩がにょきにょき生えていました。

 

 また北東にあるフィゲレスという街にあるダリ美術館 (Teatre-Museu Dali)は、ダリ自ら建てたとのことで、建物自体がピンク色がかった朱色の不思議な造形で、中の展示も絵アリ、オブジェありと、ダリの不思議感覚を肌で実感でき、とても楽しく印象に強く残っています。もし時間が許せば是非行ってみてください。

 

 ガウディといい、ダリといい、こんなユニークな人が出てきて、自由にアートを発信できたなんて、バルセロナカタルーニャって素敵な土地だと思います。

 

 ではでは。

 

 

サグラダ・ファミリア: ガウディとの対話

サグラダ・ファミリア: ガウディとの対話

 

 

 

バルセロナのガウディ建築案内 (コロナ・ブックス)

バルセロナのガウディ建築案内 (コロナ・ブックス)

 

 

 

一度は訪れたい世界の街 バルセロナの旅 スペイン 1 RCD-5809 [DVD]

一度は訪れたい世界の街 バルセロナの旅 スペイン 1 RCD-5809 [DVD]

 

 

 

熱愛スペイン(CREA Due Traveller)

熱愛スペイン(CREA Due Traveller)

 

 

 

 

 

カタルーニャを知る事典 (平凡社新書)

カタルーニャを知る事典 (平凡社新書)

 

 

 

もっと知りたいサルバドール・ダリ (生涯と作品)

もっと知りたいサルバドール・ダリ (生涯と作品)

 

 

 

プロヴァンス地方, 南フランス(フランス):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第7位

 フランスの田舎、南フランスに広がるプロヴァンス地方。 今から20年程前に、イギリス人 ピーターメイル(Peter Mayle)が著した南仏プロヴァンスの12か月という本は日本でもベストセラーになり有名になりました。 ここはドライブで廻るには非常に素晴らしい地域です。

 日本のような深い森ではない、ちょっと渇いた感じの木々、草花や畑が広がる丘陵地帯の風景。 そんな素敵な景色の中を気持ちよくドライブしながら出会える小さな村。 ガイドブックに載ってないような小さな村を訪ねると、のどかで、ゆっくり流れる時間を感じ、心が豊かになる気分になり、とてもいい体験でした。 

 そういう村で庶民的なレストランを訪ねると素朴なフランス料理を楽しめます。庶民的とはいえここはフランス。メニューはコース料理です。 前菜と、メインの肉料理か魚料理、そしてデザートを選びます。メニューはフランス語表記です。 パリとか大都会や観光地では英語メニューがあったりしますが田舎だとフランス語だけです。 更に手書きだったりするとまずスペルを読むのにも苦労します。 フランス料理のメニューを理解するコツは、肉や魚、野菜の材料名と、クリーム煮などの料理方法をつかむことです。私はフランス語の辞書片手に読み解きながらこれが美味しそうかなと思ったものを注文しました。まあ失敗は多々ありましたけどね。今はスマホがあるのでもっと楽に翻訳できると思います。 また留意することは量です。コースは基本一人一品ずつ頼みますが、例えば前菜にサラダを頼むと大鉢一杯分位のサラダが出たりします。これを一人で”食べるのかあ”と驚き、前菜を片付けないと次が出てこないことも多く、残すと悪いかなと思いながら平らげると、前菜だけでお腹一杯になります。デザートでフルーツとしてリンゴを頼むと、丸ごと一個のリンゴが出てきたりもしました。 それを自分でナイフとフォークを駆使しながら切って食べました。フランス語ができれば、少な目にしてねとか言えるのですが、それが言えないのがちょっと悲しいです。 まあこれも現地の文化を知るいい体験ですね。
 
 観光地としては多くの史跡、街、景勝地があります。 城壁で囲まれたプロヴァンスの玄関口の街、アヴィニヨン。歴史の教科書に出ている「アヴィニヨンの幽閉(捕囚)」でも有名ですね。ゴッホが愛した古代ローマの遺跡が残るアルル。 古代ローマの水道橋、ポン・デュ・ガール。これは一見の価値があります。 絵になる小山のような石の街並を持つゴルド。 山並みの街が大好きなカミさんは狂喜していました。 ワインで有名なシャトー・ヌフ・デュ・パプ。 白い岩の作る景色がすごいレボー・ド・プロヴァンスサンレミ・ド・プロヴァンスは、ここでゴッホが麦畑を描いたそうで、美しい街でした。 魚介類の煮物、ブイヤベースで有名な地中海の港町マルセイユにも脚を伸ばせます。

 そんな素敵な体験と観光地を巡れるプロヴァンス旅行は楽しいひとときでした。
 
 また行きたいものです。

 ではでは。

 

 

 

南フランスの休日 プロヴァンスへ (旅のヒントBOOK)

南フランスの休日 プロヴァンスへ (旅のヒントBOOK)

 

 

南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)

南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)

 

 

女2人旅 プロヴァンス 30日30万円の極上暮らし (女2人旅シリーズ Vol.1)

女2人旅 プロヴァンス 30日30万円の極上暮らし (女2人旅シリーズ Vol.1)

 

 

 

フィガロ ヴォヤージュ Vol.18 プロヴァンスとコートダジュールへ。(南フランスの幸せヴァカンス) (FIGARO japon voyage)
 

 

 

 

 

 

フィレンツェ(イタリア):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第8位

 もしイタリアで一番好きな都市は?と聞かれると、私は迷いなくフィレンツェと答えます。最初のイタリア旅行で訪れて魅了されて以来、何回も訪れました。 

 

 「花の都」フィレンツェ、英語ではFlorence(フローレンス))。 人口は約35万人ということで、大きすぎず、小さすぎず、程よい規模の都市です。 中世に「フィレンツェ共和国」の首都として繁栄したこの街には今でも中世の街並みが残り、ルネサンスが起こったときの芸術家のパトロンだったメディチ家のお蔭で「街中が美術館」と言っていいほど、多くの美術品、建築物であふれています。その魅力的な街並を中世の時代を感じる建物を見ながら歩き、そして美術館を訪れて、美術をじっくり鑑賞するのは、とても楽しい時間です。

 

 そしてこれだけ多くの観光資源が残っていながら、単なる観光地としてだけでなく、街自体に今でも活気があり、人々がイキイキと暮らしていて、実生活と歴史ある文化がバランスよく融合している都市と感じられるところがとても魅力的です。そこが、いかにも観光地であるベネチアなどとは違った魅力になっていると思います。

 

 街に入ってまず目立つのは、中心にそびえるドゥオーモ、サンタ・マリア大聖堂です。 ちょっとピンク色がかった大きな丸いドーム状の屋根が街中から見られます。 傍に行くと外壁や扉の装飾が凄く、中に入っても壮麗な内装、そして美術品としてミケランジェロピエタの像なども見られます。
 
 ミケランジェロというとやはりダビデ像でしょう。アカデミア美樹館の中央にデーンとそびえています。ちょっと頭でっかちではありますが、その力強い造形に圧倒され、今の私の立体彫像好きに火をつけたきっかけがこの像でした。
 
 他に有名な美術館としてウフィツィ美術館があります。中世のボッティチェッリ、レオナルド・ダヴィンチ、ラファエッロ、カラヴァッジョなどの作品がたくさんあり、一日で観切れないほどの規模です。 私は特に並ばずに入れましたが、今では入場には事前予約もあるようですね。

 

 建築物としては洗礼堂、ジョットの鐘楼、ヴェッキオ宮殿などの遺産が中世の息吹を感じさせます。街の中央にはアルノ川が流れ、そこにかかる中世から残るヴェッキオ橋には、金属のアクセサリー等を扱うお店が軒を連ねています。
 アルノ川を渡った高台にあるミケランジェロ広場を訪れれば、この美しい街全体の眺望を堪能できます。

 

 皮革製品でも有名なフィレンツェは、高級ブランド サルヴァトーレフェラガモ、グッチの本店もあり、また大小の革製品ショップがたくさんあり、靴やバッグを物色するのも楽しいです。

 

 もちろんレストランもたくさんあり、美味しいお店に巡り合えるとこんな至福なときはないという瞬間です。

 

 街並、建築と美術、ショッピングに食事と多くのことを、人々の活気と中世の文化を感じながら過ごせる、とても素敵な都市、それがフィレンツェです。

 

 

フィレンツェ美術散歩 (とんぼの本)

フィレンツェ美術散歩 (とんぼの本)

 
フィレンツェ (講談社学術文庫)

フィレンツェ (講談社学術文庫)

 

 

 

 

 

芸術の都 フィレンツェ大図鑑―美術・建築・デザイン・歴史

芸術の都 フィレンツェ大図鑑―美術・建築・デザイン・歴史

  • 作者: アントニオパオルッチ,マリオスカリーニ,アンジェロタルトゥーフェリ,マルコキアリーニ,カルロクレスティ,Antonio Paolucci,Angelo Tartuferi,Marco Chiarini,Mario Scalini,Carlo Cresti,森田義之,野村幸弘,芳野明,谷古宇尚,鳥海秀実
  • 出版社/メーカー: 西村書店
  • 発売日: 2015/04/01
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

フィレンツェ美食散歩 おいしいもの探しの四季の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

フィレンツェ美食散歩 おいしいもの探しの四季の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

 

 

 

フィレンツェ史(上) (岩波文庫)

フィレンツェ史(上) (岩波文庫)

 

 

 

 

 

フィレンツェ―世界の都市と物語 (文春文庫)

フィレンツェ―世界の都市と物語 (文春文庫)