あいしろう blog IMAGINE

想像してみよう。それは何をもたらす? この後どうなる?   ときに楽しい夢を。ときには厳しい視点で。 

ウィーン(オーストリア):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第29位

 オーストリアの首都ウィーン(英語読み ヴィエナ)。こじんまりとした歴史を感じる美しい街です。私は出張で何回か行っただけなので余り観光はしていません。でも街中を徘徊するだけで楽しい街です。重厚な建物とその街並を見ていると、ハプスブルク家に代表されるかつての繁栄を肌で感じます。


 また音楽の都としても有名ですよね。著名な国立オペラ座でオペラも観ました。当日券で運よくボックスシートを購入できました。演目は「アイーダ」。壮大な舞台と生演奏の音楽と。でもオペラをあまり詳しくないと内容はよくわかりません。事前に勉強して行くことをお勧めします。


 そしてホテルザッハーのザッハトルテですね。まあ今となっては色んな美味しいお菓子があるので、それほど感動するほどの味ではないですが、これを考案したことには敬意を表しますね。

 

まだ観きれてないところもあるので、また是非行きたいです。 

ではでは。

 

麗しのウィーン、音に魅かれて (KanKanTrip16)

麗しのウィーン、音に魅かれて (KanKanTrip16)

 

 

 

 

 

最新版 ウィーンの優雅なカフェ&お菓子

最新版 ウィーンの優雅なカフェ&お菓子

 

 

サルデーニャ島(イタリア):ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング 私的ベスト30: 第30位

旅行大好きな私の私的ヨーロッパ(欧州)旅行地 ランキング ベスト30。
ではまず30位から。

 

30位 サルデーニャ島(イタリア)

 地中海に浮かぶイタリアのサルデーニャサルディニア)島。面積は九州よりは小さいですが、四国よりは大きい、地中海でもシチリア島に次いで2番目に大きな島です。すぐ北にはフランス領のコルシカ島があり、セレブのリゾート地としても有名です。特にセレブじゃない私ですが、イタリア旅行は大好きな中、本土やシチリア島は廻ったので、今度はサルデーニャ島だということで、飛行機のチケットを手配して、レンタカーで1週間位ドライブする旅行で行きました。 私が宿泊したのは大きなリゾートホテルではなく比較的こじんまりしたホテル。そういう宿をはしごしましたね。小さいプールがついていたり、素敵なテラスがあったり気持ちのよいホテルが多かったです。

 海はもちろん真っ青で綺麗でしたね。シーフードは美味しいし、地元のワインも美味しかったです。

 名物は他にカラスミ。ビン詰めを買ってパスタとかに入れたら美味しかったです。シチリアに比べて歴史的遺産や建造物は少ないですが、ゆっくり海や自然を満喫したり食を楽しむには絶好の地です。

 

ではでは。

 

 

地中海の聖なる島 サルデーニャ

地中海の聖なる島 サルデーニャ

 

 

 

 

 

 

 

映画”ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち” 面白かったあ! ティム・バートン監督映画で久しぶりに心にヒット

 この前、映画”ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち”を観てきた。予告編見ると、ちょっとアリス・イン・ワンダーランド的雰囲気を感じたので、また明るい色彩の異世界で奇妙な妖精とか魔物が繰り広げるファンタジーなのかと勝手に想像してたのですが、その予想を裏切られました。 それは暗い色彩で演出された現実を縦軸に、妖しげな世界が交錯する、ストーリー性に富んだ、飽きない構成の映画でした。正直に「あー、面白かった」と思いました。

 原作「ハヤブサが守る家」(原題:Miss Peregrine's Home for Peculiar Children、ランサム・リグズ作)は、USAでベストセラーのジュブナイル小説だったのですね。 その原作が映画のストーリ性を面白くしてるのかな? ティム・バートン監督は、不思議なセンスに才能溢れる感じで大好きなのですが、ちょっとストーリー的には飽きちゃう映画もあるのは事実なので。

 原作に興味を持ったので読んでみようっと。

 と思ってアマゾンをクリックしたら単行本”ハヤブサが守る家”は売り切れ。売れてるんだと思ったら別訳が別の出版社から”ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち”というタイトルで出ていてこっちをKindleで読むことにしました。

さて面白いかな?

ではでは

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

 

 

 

ハヤブサが守る家 (海外文学セレクション)

ハヤブサが守る家 (海外文学セレクション)

 

 

 

aishirou.hatenablog.jp

 

お題「最近見た映画」

大友克洋トリビュート画集 TRIBUTE TO OTOMO。これがBreak Throughしたものの影響だと実感。

 この前のブログでも書いたけどもう一個の私的マンガの最近の事件は、大友克洋トリビュート画集 「TRIBUTE TO OTOMO」の発刊。 これは昨年のフランスでのアングレーム国際漫画祭・最優秀賞受賞記念とのことで、その賞を受賞されたことを知らなかったので改めておめでとうございます。

 ここに参加してるのは日本からは、江口寿史上條淳士桂正和松本大洋望月峯太郎貞本義行士郎正宗高野文子竹谷隆之谷口ジロー浦沢直樹吉田戦車などなど凄い面々。それだけでなくフランスなど海外からもたくさんの人が参加して大友さんの作品をモチーフにしたオリジナルのイラストが掲載されている。

 どのイラストも独特で楽しいのだが高野文子さんとかはかわいい表現をしてさすがだなと思った。

 しかしこれだけ集まるとは凄いね。観てると海外作家は「AKIRA」を題材にしている作品が多くて、日本人は「童夢」や初期の作品を題材にしてるものも散見されるのが興味深い。やっぱり海外には「AKIRA」がアニメも作ったし多大なインパクトを与えたんだね。 一方日本人にとって、私も含めてマンガ愛好家にとって、「AKIRA」以前からもう衝撃だったから。

  知ってる人は多いとは思うがフランス、ベルギーには大人向けのマンガとも言うべき「バンド・デシネ」というジャンルがあって、私も大好きでフランスに旅行するときはいつも何冊か買って帰る。日本のマンガと違ってたいてい豪華な装丁な本で、絵もリアルだったりちょっと乾いていたり、内容も哲学的だったりする。その中でもメビウスというすごい作家がいて、大友さんはメビウスに影響を受けたと言われていたが、確かに細い輪郭で描かれた乾いた絵とロングを多用する遠景や描写や独特な浮遊感のようなものは似ているところがある。とはいえ大友さんのオリジナリティは鮮烈で、それはフランスの「バンド・デシネ」の作家にもこれだけ愛好されてるんだなと感心した。

 前にも書いたけど大友さんのマンガの登場はそれはそれは大きな事件だった。そして以前から連続的ではない、非連続なそのマンガは、本当にBreak Throughででっかい影響をマンガ界に与えたんだと思う。 いやーやっぱり偉業だなあ。 そしてその時代に一緒にマンガを愛好していたことがすごく嬉しい。 

 次の事件はなんだろう?

 

ではでは。

 

TRIBUTE TO OTOMO

TRIBUTE TO OTOMO

 

 

 

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萩尾望都「ポーの一族」はやっぱりいいなあ。新連載「春の夢」第2話 読んだよ!

 1月28日 土曜日はマンガのおおっきな出来事が私的にあって、一つは大友克洋のトリビュート画集の発売、そしてもう一つは萩尾望都 ポーの一族の新連載 「春の夢」の第2話目の掲載誌月刊フラワーズ3月号の発売。私にとっての愛するマンガ家1位と2位の競演ですよ! どっちもアマゾンで予約をポチって当日ゲットしました〜。

 

aishirou.hatenablog.jp

 

 ポーの一族は昨年の7月号から8ヶ月待たされたからようやく続きって感じ。今回は色々新たな登場人物や展開があって続きが楽しみになってきた。

  雑誌には全体の年表も載っていて、またもう一回以前の話も読み返したくなってきた。でも本は実家にあるんだよなあ。復刻版買っちゃおうかなあ。

 やっぱり世界観や物語、キャラの素晴らしいいい作品だなあ。これから毎月連載が続くって、毎月の楽しみが増えて嬉しい。

 ではでは。

 

 

 

森田芳光監督を改めて観ている、「の・ようなもの のようなもの」の後に。

 「の・ようなもの のようなもの」をDVDで観た。泣けた。特段、北川景子松山ケンイチの演技が良かったからではない。 元の作品、「の・ようなもの」(森田芳光監督)が好きだったから、その余韻を楽しむように泣いた。 この映画は61歳で亡くなられた森田芳光監督へ捧げられた、「の・ようなもの」のその後を描いた作品だ。

 志ん魚(しんとと、伊藤克信)の太り加減と、松山ケンイチの抜け加減と谷中辺りの下町生活がよかったな。

 

の・ようなもの のようなもの [DVD]

の・ようなもの のようなもの [DVD]

 

 

 その余韻を引きずるように「の・ようなもの」他、森田芳光監督の作品を何作か観た。

 「の・ようなもの」は1981年の作品。若手落語家の志ん魚(しんとと、伊藤克信)を中心に東京の下町の若者生活を淡々と面白おかしく描いた作品。別に強い物語性があるわけではないどうってことない日常の話なんだけど、好きな映画だった。志ん魚が終電のなくなった下町を独り言いいながら一人で歩いていく描写は特に好きだった。改めて観てみるとファッションとか古臭さは否めないだけど、くすっと笑えるおかしみとしんみりした感じが心に残る。(そうそう、まだこの頃は「トルコ風呂」と呼んだんだよね、「ソープランド」は)

 

 

の・ようなもの [DVD]

の・ようなもの [DVD]

 

 

 その後、「海猫」(2004年)を観た。あちゃー、これは失敗作だなあ。伊東美咲が、ロシア人とのハーフの異人感を出せてないしなあ。お話も共感できなかった。残念。

 

海猫 [DVD]

海猫 [DVD]

 

 

 次は(ハル)(1996年)。そうだよね、この頃はパソコン通信がはやり出したときだよね。 ネットの交流とリアル。このテーマはこのときの映画としては新鮮だったと思う。たくさん賞も取ったようだし。でも技術はもっと進歩し、ネット、SNSが当たり前になった今見ると、これは通過点だったなと感じる。もちろん東京と盛岡での生真面目な男女の交流、恋愛というテーマは薄れるものではないけど。時代の事象を捉えることの難しさを感じた。 深津絵里はかわいくてよいね。内野 聖陽は今の真田丸徳川家康と同一人物とは思えない若々しさ。。

 

(ハル) [DVD]

(ハル) [DVD]

 

 

 そして「それから」(1985年)。 「家族ゲーム」(1983年)で脚光を浴びた松田優作主演、森田芳光監督コンビの作品。明治時代の許されざる三角関係。いい色合いでの映像描写、二人の会話などを凝ったアングルで撮る描写、淡々と進む進行。なかなかの上級な仕上がり。藤谷美和子のはかない色気も良い。森尾由美のきゃんきゃん気味もおかしい色を添えている。このとき19歳なんだね。 いい作品でした。

 

それから [DVD]

それから [DVD]

 

 

 もっと他にたくさん作品があるけど、明治時代から昭和の若者、パソコン通信など、これだけでも森田芳光監督は色んな時代を描写し、描写手法も様々で色んなことにチャレンジした幅の広い監督であることが分かる。 ま、中には駄作もあるけど、そのチャレンジ精神とその成果はすごい。好きな監督です。

 まだまだ他の作品も観てみよっと。

 

 ではでは。

 

お題「最近見た映画」

「シンゴジラ」を観てきた。庵野ワールド全開の娯楽大作。

<ネタバレ含みます。ご注意下さい。>

 遅ればせながら「シンゴジラ」を観てきた。公開7月29日以降のこの2週間、週末には別の予定が入っていたので、お盆休みにでも観ようかなと思っていたところ、IMAXは8月10日までと知って慌てて10日の最終回を観てきた。(配給元さん、映画館さん、IMAXの期間短くないですかあ?? ディズニーの映画が優先なのは分からないでもないけど、興行的には「シンゴジラ」の方が人来そう。。)

 それで映画は、面白い、飽きない展開ですっとスクリーンに目が釘付けでしたね。

■良かった点:

・飽きないストーリー展開(w)

・怪獣映画、ゴジラ初作に対する尊敬の念を感じる点

・展開に効果を与えるカット割り(w)

・機関銃のようなセリフ、シナリオ(w)

・日本政府や首相、縦割り行政、法制が機能しないことを皮肉った描写

・オタク、マニアックな若者が才能を発揮、結集する図

・東京、神奈川の具体的上陸地点に根差したリアル感、ローカル感

 (すぐそばを通ったので私の家は破壊された。。。トホホ)

ゴジラが米軍の攻撃の後、東京を焦土と化す攻撃の図(w)

・新幹線、電車、民生重機を最終戦闘に使用

・幼少期のゴジラの気持ち悪さ

・都会を蹂躙破壊するときの船や自動車が重なりながら破壊される図

・丸子橋がふっ飛ばされ、自衛隊の戦車が破壊される図 

伊福部昭ゴジラ音楽の使用、クロージングでの使用

松尾スズキ(私的ファン)

 

■ちょっと頂けなかった点

石原さとみ演じるアメリカの政府特使(私的にはアメリカ的色気が欲しい。石原さとみは色気あるけど子供っぽい。)

・幼少期や最後の方のゴジラにも目玉に生気がない(わざと??)

IMAXに解像度が追い付かない画像の粗さ。(どんなカメラでどのフォーマットで撮影したのだろう。これが日本映画の実力なのかなあ。残念。)

 

■気になった点

エヴァンゲリオン的音楽、展開、キャラ設定、服装

・「風の谷のナウシカ」の”火の七日間”のような描写

ナウシカ巨神兵エヴァのようなゴジラの口の開け方

(要はいい意味でも悪い意味でも”庵野秀明ワールド”)

・「ゴジラ」みたいな想定外、非常事態を想定したら、軍隊、自衛隊が重要、必要だと言いたいように感じる点

 

■疑問点

・最後の尻尾にいた人のようなものの正体は?

・最初の博士はどこへいった?死んだ?ゴジラになった?

松尾スズキ演じる記者(?)はどういう役割をした。。?

 

 ということで、まとめると”庵野英明ワールド全開のゴジラに対する尊敬の念を感じる日本の現状を憂えながらの衝撃的展開の娯楽大作”ってことかなあ。 問題作ではあるけど、やっぱり飽きない密度の高いストーリー展開の娯楽作としての出来がいいというところがいいと思うなあ。海外でも受けるかなあ。ゴジラというブランド力でエヴァよりメジャーになると思うけど、日本人しか理解できないような描写が多いのが気になるね。 ”良かった点”で(w)って付記したのは日本以外の国でも受ける点と思ったものだけど、少ない。。

 いい怪獣映画でした。 87点(100点満点で)

 

*まだ最初の「ゴジラ」を観られてない方は是非観て欲しいなあ。こういうのを作っちゃうのが歴史を作るイノベーション

 

 

今週のお題「映画の夏」