大友克洋トリビュート画集 TRIBUTE TO OTOMO。これがBreak Throughしたものの影響だと実感。
この前のブログでも書いたけどもう一個の私的マンガの最近の事件は、大友克洋トリビュート画集 「TRIBUTE TO OTOMO」の発刊。 これは昨年のフランスでのアングレーム国際漫画祭・最優秀賞受賞記念とのことで、その賞を受賞されたことを知らなかったので改めておめでとうございます。
ここに参加してるのは日本からは、江口寿史、上條淳士、桂正和、松本大洋、望月峯太郎、貞本義行、士郎正宗、高野文子、竹谷隆之、谷口ジロー、浦沢直樹、吉田戦車などなど凄い面々。それだけでなくフランスなど海外からもたくさんの人が参加して大友さんの作品をモチーフにしたオリジナルのイラストが掲載されている。
どのイラストも独特で楽しいのだが高野文子さんとかはかわいい表現をしてさすがだなと思った。
しかしこれだけ集まるとは凄いね。観てると海外作家は「AKIRA」を題材にしている作品が多くて、日本人は「童夢」や初期の作品を題材にしてるものも散見されるのが興味深い。やっぱり海外には「AKIRA」がアニメも作ったし多大なインパクトを与えたんだね。 一方日本人にとって、私も含めてマンガ愛好家にとって、「AKIRA」以前からもう衝撃だったから。
知ってる人は多いとは思うがフランス、ベルギーには大人向けのマンガとも言うべき「バンド・デシネ」というジャンルがあって、私も大好きでフランスに旅行するときはいつも何冊か買って帰る。日本のマンガと違ってたいてい豪華な装丁な本で、絵もリアルだったりちょっと乾いていたり、内容も哲学的だったりする。その中でもメビウスというすごい作家がいて、大友さんはメビウスに影響を受けたと言われていたが、確かに細い輪郭で描かれた乾いた絵とロングを多用する遠景や描写や独特な浮遊感のようなものは似ているところがある。とはいえ大友さんのオリジナリティは鮮烈で、それはフランスの「バンド・デシネ」の作家にもこれだけ愛好されてるんだなと感心した。
前にも書いたけど大友さんのマンガの登場はそれはそれは大きな事件だった。そして以前から連続的ではない、非連続なそのマンガは、本当にBreak Throughででっかい影響をマンガ界に与えたんだと思う。 いやーやっぱり偉業だなあ。 そしてその時代に一緒にマンガを愛好していたことがすごく嬉しい。
次の事件はなんだろう?
ではでは。
萩尾望都「ポーの一族」はやっぱりいいなあ。新連載「春の夢」第2話 読んだよ!
1月28日 土曜日はマンガのおおっきな出来事が私的にあって、一つは大友克洋のトリビュート画集の発売、そしてもう一つは萩尾望都 ポーの一族の新連載 「春の夢」の第2話目の掲載誌月刊フラワーズ3月号の発売。私にとっての愛するマンガ家1位と2位の競演ですよ! どっちもアマゾンで予約をポチって当日ゲットしました〜。
ポーの一族は昨年の7月号から8ヶ月待たされたからようやく続きって感じ。今回は色々新たな登場人物や展開があって続きが楽しみになってきた。
雑誌には全体の年表も載っていて、またもう一回以前の話も読み返したくなってきた。でも本は実家にあるんだよなあ。復刻版買っちゃおうかなあ。
やっぱり世界観や物語、キャラの素晴らしいいい作品だなあ。これから毎月連載が続くって、毎月の楽しみが増えて嬉しい。
ではでは。
森田芳光監督を改めて観ている、「の・ようなもの のようなもの」の後に。
「の・ようなもの のようなもの」をDVDで観た。泣けた。特段、北川景子や松山ケンイチの演技が良かったからではない。 元の作品、「の・ようなもの」(森田芳光監督)が好きだったから、その余韻を楽しむように泣いた。 この映画は61歳で亡くなられた森田芳光監督へ捧げられた、「の・ようなもの」のその後を描いた作品だ。
志ん魚(しんとと、伊藤克信)の太り加減と、松山ケンイチの抜け加減と谷中辺りの下町生活がよかったな。
その余韻を引きずるように「の・ようなもの」他、森田芳光監督の作品を何作か観た。
「の・ようなもの」は1981年の作品。若手落語家の志ん魚(しんとと、伊藤克信)を中心に東京の下町の若者生活を淡々と面白おかしく描いた作品。別に強い物語性があるわけではないどうってことない日常の話なんだけど、好きな映画だった。志ん魚が終電のなくなった下町を独り言いいながら一人で歩いていく描写は特に好きだった。改めて観てみるとファッションとか古臭さは否めないだけど、くすっと笑えるおかしみとしんみりした感じが心に残る。(そうそう、まだこの頃は「トルコ風呂」と呼んだんだよね、「ソープランド」は)
その後、「海猫」(2004年)を観た。あちゃー、これは失敗作だなあ。伊東美咲が、ロシア人とのハーフの異人感を出せてないしなあ。お話も共感できなかった。残念。
次は(ハル)(1996年)。そうだよね、この頃はパソコン通信がはやり出したときだよね。 ネットの交流とリアル。このテーマはこのときの映画としては新鮮だったと思う。たくさん賞も取ったようだし。でも技術はもっと進歩し、ネット、SNSが当たり前になった今見ると、これは通過点だったなと感じる。もちろん東京と盛岡での生真面目な男女の交流、恋愛というテーマは薄れるものではないけど。時代の事象を捉えることの難しさを感じた。 深津絵里はかわいくてよいね。内野 聖陽は今の真田丸の徳川家康と同一人物とは思えない若々しさ。。
そして「それから」(1985年)。 「家族ゲーム」(1983年)で脚光を浴びた松田優作主演、森田芳光監督コンビの作品。明治時代の許されざる三角関係。いい色合いでの映像描写、二人の会話などを凝ったアングルで撮る描写、淡々と進む進行。なかなかの上級な仕上がり。藤谷美和子のはかない色気も良い。森尾由美のきゃんきゃん気味もおかしい色を添えている。このとき19歳なんだね。 いい作品でした。
もっと他にたくさん作品があるけど、明治時代から昭和の若者、パソコン通信など、これだけでも森田芳光監督は色んな時代を描写し、描写手法も様々で色んなことにチャレンジした幅の広い監督であることが分かる。 ま、中には駄作もあるけど、そのチャレンジ精神とその成果はすごい。好きな監督です。
まだまだ他の作品も観てみよっと。
ではでは。
「シンゴジラ」を観てきた。庵野ワールド全開の娯楽大作。
<ネタバレ含みます。ご注意下さい。>
遅ればせながら「シンゴジラ」を観てきた。公開7月29日以降のこの2週間、週末には別の予定が入っていたので、お盆休みにでも観ようかなと思っていたところ、IMAXは8月10日までと知って慌てて10日の最終回を観てきた。(配給元さん、映画館さん、IMAXの期間短くないですかあ?? ディズニーの映画が優先なのは分からないでもないけど、興行的には「シンゴジラ」の方が人来そう。。)
それで映画は、面白い、飽きない展開ですっとスクリーンに目が釘付けでしたね。
■良かった点:
・飽きないストーリー展開(w)
・怪獣映画、ゴジラ初作に対する尊敬の念を感じる点
・展開に効果を与えるカット割り(w)
・機関銃のようなセリフ、シナリオ(w)
・日本政府や首相、縦割り行政、法制が機能しないことを皮肉った描写
・オタク、マニアックな若者が才能を発揮、結集する図
・東京、神奈川の具体的上陸地点に根差したリアル感、ローカル感
(すぐそばを通ったので私の家は破壊された。。。トホホ)
・ゴジラが米軍の攻撃の後、東京を焦土と化す攻撃の図(w)
・新幹線、電車、民生重機を最終戦闘に使用
・幼少期のゴジラの気持ち悪さ
・都会を蹂躙破壊するときの船や自動車が重なりながら破壊される図
・丸子橋がふっ飛ばされ、自衛隊の戦車が破壊される図
・松尾スズキ(私的ファン)
■ちょっと頂けなかった点
・石原さとみ演じるアメリカの政府特使(私的にはアメリカ的色気が欲しい。石原さとみは色気あるけど子供っぽい。)
・幼少期や最後の方のゴジラにも目玉に生気がない(わざと??)
・IMAXに解像度が追い付かない画像の粗さ。(どんなカメラでどのフォーマットで撮影したのだろう。これが日本映画の実力なのかなあ。残念。)
■気になった点
・エヴァンゲリオン的音楽、展開、キャラ設定、服装
・「風の谷のナウシカ」の”火の七日間”のような描写
(要はいい意味でも悪い意味でも”庵野秀明ワールド”)
・「ゴジラ」みたいな想定外、非常事態を想定したら、軍隊、自衛隊が重要、必要だと言いたいように感じる点
■疑問点
・最後の尻尾にいた人のようなものの正体は?
・最初の博士はどこへいった?死んだ?ゴジラになった?
・松尾スズキ演じる記者(?)はどういう役割をした。。?
ということで、まとめると”庵野英明ワールド全開のゴジラに対する尊敬の念を感じる日本の現状を憂えながらの衝撃的展開の娯楽大作”ってことかなあ。 問題作ではあるけど、やっぱり飽きない密度の高いストーリー展開の娯楽作としての出来がいいというところがいいと思うなあ。海外でも受けるかなあ。ゴジラというブランド力でエヴァよりメジャーになると思うけど、日本人しか理解できないような描写が多いのが気になるね。 ”良かった点”で(w)って付記したのは日本以外の国でも受ける点と思ったものだけど、少ない。。
いい怪獣映画でした。 87点(100点満点で)
*まだ最初の「ゴジラ」を観られてない方は是非観て欲しいなあ。こういうのを作っちゃうのが歴史を作るイノベーション
今週のお題「映画の夏」
70年代後半~80年代前半(昭和50年代)のマンガ、私的ベスト50(ちょっとマニアック)
70年代後半から80年代前半(昭和50年代)の私にとって、マンガ(漫画)が人生の全てって感じでした。 読むだけでなく、マンガを描く、同人誌を創る、仲間内で語り合い交流する、私の頭の中はほとんどマンガのことばっかりだったのでした。もう30年以上昔ですねえ。今から見ると、この時代の画の表現等は、今の流行りとは違う面もありますが、エポックメーキングな作品が多かったように思います。少なくとも私にとっては、刺激にあふれ躍動的であり革新的なマンガ達でした。
そんな時代のマンガを私的に振り返りベスト50を選出してみました。同じ作者(原作者除く)の作品は複数ピックアップしてないので、私的マンガ家ベスト50にも通じるかもしれません。(ま、作者と作品は、作品を発表した後は独立しているものですが。。)
マンガ描き志向の視点もあり、週刊誌で売れてたものとかは少ない、ちょっとマニアックな選出になっていることをご理解下さい。
50位:人魚變生 山田章博
今やイラストレーターとして有名な山田章博さん。関西の同人誌界からデビューされていたと記憶しています。その画力に圧倒され惚れていました。妖艶な画とストーリーが魅力。
49位:愛のアランフェス 槇村さとる
フィギュアスケートを描いた素晴らしい作品。しっかりしたストーリー展開、そして絵が好き。
48位:哀愁荒野 松久由宇
これも絵が好きだったのですよねえ。ホステスが主人公の夜の裏のお話。作者は後述する吾妻ひでおさんのお友達だとか。。
47位:P.S. 元気です、俊平 柴門ふみ
後に「東京ラブストーリー」とかで超有名になる柴門ふみさんの商業誌デビュー作ですね。柴門ふみさんは、当時、活動的で有名だったお茶の水女子大の漫画研究会に所属していましたねえ。さえない男と強気な女の子との交錯やすれ違いの展開が面白いマンガでした。掲載されたヤングマガジンも愛読してました。
46位:うる星やつら 高橋留美子
今でもコスプレが盛んなラムちゃんですよ。かわいくて楽しくて強引なラムちゃんが引っ張るドタバタ、恋愛コメディ。これも主人公の男がだらしないんですよねえ。この頃の女性マンガ家の男性誌作品の傾向かな。草食系男性の走り。キャラでは錯乱坊(チェリー)が好き。
45位:自転車にのって 夢野一子
自転車で暴走する元暴走族の男性と女性の恋愛ものストーリー少女漫画。 このマンガも絵が好きでした。
もう単行本は絶版で、その後、青年誌にも描いてたんですね。
44位:下北なぁなぁイズム 石坂啓
もうこれも絶版なんですね。 今やコメンテーターや思想家として有名な作者のデビュー作。落ちこぼれ男性の学生生活を描いた作品。かわいい絵柄ながら、シビアな内容が面白かった記憶が。これも情けない男と強気の女性って組み合わせだね。
43位:ノーラの箱船 御厨さと美
このマンガは絵が好きだったんだよなあ。技術力ではピカイチなマンガ家ではないでしょうか。 お話は空母にまつわる戦争、SF物。
作者はこの名前ですが男性です。
42位:男組 画 池上遼一 作 雁屋哲
これも絵が好き。 単に絵が上手い人ってたくさんいるけど、人物のデッサンがしっかりしている人は少ないのです。(特にこの頃は) そんな中で池上遼一さんは群を抜いていたと思います。内容は男のケンカ物。当時、少年マンガには、学校の不良を描いたケンカ物は多くて、そこに拳法ブームを更に乗せた作品。
41位:最後の妖精 木村直巳
このマンガも絵が好きでした。当時愛読していた雑誌「マンガ少年」の新人賞 佳作入選作。もう手に入らないようですね。 木村直巳さんはマンガジャパンの世話人をなさってるそうです。
40位:ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆき
麻雀、パロディ ギャグマンガ。愛読していたヤングマガジンで連載。絵はしょうもない(すみません。)んだけど、パロディが面白かった。持杉ドラ夫とかネーミングも秀逸。
39位:軽井沢シンドローム たがみよしひさ
シリアスな絵柄とコミカルな絵柄の交錯、リズミカルな展開やネーム(セリフ)の使い回し、どれもが斬新な作品でした。ま、女好きな男が主役というところは、しょーもないと言えばしょーもないのですが。。面白かった。
38位:不条理日記 吾妻ひでお
その後、ロリコンブームで大人気になり、また失踪したときの経緯をまとめた「失踪日記」も評判になった吾妻ひでおさんの初期の作品。 SFファンをうならせるギャグのセンスが楽しかった。 絵柄もいいですね。出版元の奇想天外社も多くのマンガ作品をサポートしたいい出版社でした。(今は既になく。。)
37位:宇宙海賊キャプテンハーロック 松本零士
「宇宙戦艦ヤマト」で超有名になった松本零士さんですが、ヤマトはあくまでアニメがメインで、マンガでは、キャラがいいのでこのキャプテンハーロックがいいかな。ま、そこまでニヒルで何なのよというハーロックですが、私は(自分にない面として)ニヒルでクールな男キャラが好きです。
松本零士さんで一番いいキャラは「男おいどん」の大山昇太(おおやま のぼった)かな。その冴えないやぼったい性格が。。(連載が70年代前半なのでこのリストからはあえなく脱落)
ちなみに松本零士さんの女性キャラの色っぽさは奥様のマンガ家 牧美也子さんが描いてるのだとか。
36位:BE FREE! 江川達也
80年代後半に閃光のように現れた新星、それが江川達也さんでした。そのスピード感のあふれる展開と、男の欲望のエッチな表現が斬新でしたね。
今やタモリ倶楽部の常連でもありますが。
35位:ライトブルーペイジ さべあのま
もうお話は忘れてしまいましたが、その画風から漂う雰囲気が素敵でした。さべあのまさんは、当時、話題だった同人誌「楽書館」に描かれていた方です。「スージーちゃんとマービー」がNHK教育テレビでアニメ化されてましたね。この前、再放送がありました。
34位:サイボーグ009 石ノ森章太郎
今更紹介するまでもない大御所の石ノ森章太郎の名作「サイボーグ009」。この作品のメインはもっと前の60年代~70年代前半なので、ここに上げるべきではないかもしれませんが、この時代にも短編や連載が執筆されてました。 サイボーグにされた9人の悲哀の話とも言える作品。再アニメ化、映画化とかもこの時代にあり、いつも話のネタになっていました。
33位:綿の国星 大島弓子
雌の子猫、須和野チビ猫が、擬人化されて登場し、その視点で描写される人間の世界が語られる作品。その画風と描写手法が独特の世界感を生んでいます。当時、マンガファンの間では絶大な人気がありました。
32位: 赤々丸 内田美奈子
主人公が異次元で犬族と猫族が繰り広げる戦争に巻き込まれるSFマンガ。この頃、こんな画を描きたいなあと思って読んでいたマンガ。
31位:ファミリー 渡辺多恵子
アメリカのLAで繰り広げられる家族劇。わんちゃんもかわいかった。この作品も絵が好きで読んでました。メリハリのあるいい絵です。
30位:蘇州夜曲 森川久美
妖艶でちょっとヨーロッパ調の絵。昭和初期の上海という妖しげな街で繰り広げられるサスペンス。 粋な作品でのめり込んで読んでました。
29位:那由他 佐々木淳子
女子高校生が超能力を手に入れて異次元の戦いに巻き込まれていくSFマンガの佳作。
28位:GU-GUがんも 細野不二彦
アニメ化されたので覚えてる方も多いのでは? 太目に描かれる人間の輪郭がいい味を出すマンガ家。 この後も佳作を多く残してますね。
27位:かっこいいスキヤキ 泉昌之
久住昌之さんと泉晴紀さんとの共作。 抜群のセンスで物事をとらえて描写されるギャグマンガの傑作。ウルトラマンの出る作品が好きだったのですが、既に削除されてるそうです。。。(円谷プロダクションの許可を得てなかったらしい。 パロディのセンスのない会社だなあ)
26位:夢幻紳士 高橋葉介
夢幻紳士 マンガ少年版 (ソノラマコミック文庫 た 48-1)
- 作者: 高橋葉介
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2007/12
- メディア: 文庫
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筆ペン風な強弱を持った輪郭と陰影で描かれる画風。怪奇、猟奇的な雰囲気と物語。独特な味のある世界を持った作品。この方も「マンガ少年」でデビューしたマンガ家ですね。
25位:風呂上がりの夜空に 小林じんこ
主人公は、彼女を中学生のときに助けたときにつけたキズ後がお尻にある。その彼女と主人公の恋愛を軸に高校生の友達達とともに、日常に起こる出来事が面白く綴られた佳作。
作者はバンドRCサクセションのファンであり、その名曲「雨上がりの夜空に」にちなんだ題名。 私もRC大ファンなのでそんな面もシンパシーを感じていました。愛読してたヤングマガジンの連載でした。
24位:マタギ 矢口高雄
矢口高雄さんといえば「釣りキチ三平」が有名ですが、この作品は、タイトルになっている「マタギ」という、秋田県の地方に古くからいる熊狩りをする狩人の生活を描いたもの。 秋田県出身の矢口高雄さんならではの作品。
私が好きなマンガの描き方とは違う方向の作家ですが、「釣り」好き、「動物」好きな観点から好きで、この作品も「マタギ」の存在を教えてくれたものとして敬愛していました。高校生時代にマンガのスタジオに見学、お邪魔したことがあって、矢口高雄さん自らが非常に丁寧に応対してくれたことを覚えています。気さくで真面目なお方だという印象でした。
先日、東北に旅行したときはマタギ資料館なんてところにも行ってみました。大した展示ではなかったけど、使用する道具とか歴史が分かって楽しめました。
23位:アクター かわぐちかいじ
「沈黙の艦隊」等でその後大ヒットするかわぐちかいじさんの初期の作品。女形の舞台俳優だった主人公が監督に見いだされ映画俳優に抜擢されるが、その映画関係者との間で繰り広げられる恋愛、憎悪のドラマ。パワーのある画がどろどろしたドラマに迫力を付加し、引き込まれながら読みました。すばらしい人間劇だと思います。
22位:エイリアン通り(ストリート) 成田美名子
少女漫画の雑誌としては白泉社のLaLaは愛読していて(男ながらに、、 本屋で買うのがちょっと恥ずかしかったのですが、、)その連載の中で好きだった作品。
しゃれた線のきれいな画とリズミカルな展開が好みでした。アメリカのLAで暮らす美少年シャールを軸に繰り広げられるエピソード、事件を綴った佳作。
美少年、LAってのがこの時代らしい設定ですね。
21位:日出処の天子 山岸涼子
聖徳太子を主人公にマンガ化するという非常に大胆な作品。まさにエポックメーキングなマンガの一つだと思います。 正直言うと、画そのものはそれほど好きではないのですが、物語も面白く、聖徳太子の時代を考え直したという意味で貴重なマンガでした。山岸涼子さんは言わずもがなの少女漫画の大家ですが、この作品は、私にとってある意味で今の仏像や神社好きに通じる体験だったのかもしれません。
そう日本は”日出る処”なのですよね、と改めて確認。
20位:アリオン 安彦良和
安彦良和さん、言わずと知れた「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインをされた方です。ガンダムのテレビ放送は1979年ですから、この時代はガンダムブームが始まった時代でもあります。アニメの話は別途したいと思いますが、その安彦良和さんが初めてマンガを執筆された作品。
安彦さんと言えばやはりその画力でしょう。凄すぎます。私にとってその力は憧れであり、決して届くことができなかったものでした。お話もギリシア神話をベースにしていて、神話大好きな私を虜にしたものです。
19位:翼の記憶 佐藤晴美
ちょっとマイナーなので、もう作品は絶版ですね。愛読していた雑誌「マンガ少年」で掲載された動物もののマンガ。それは動物&マンガ好きの私の心をくぎ付けにしたのでした。佐藤晴美さんは関西にお住まいの方で、その家まで押しかけちゃってお会いする位好きでした。私にとって忘れえないマンガ家さんです。
18位:アタゴオル物語 ますむらひろし
アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇-<アタゴオル> (コミックフラッパー)
- 作者: ますむら・ひろし
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2014/03/31
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これも雑誌「マンガ少年」掲載ですね。「マンガ少年」は週刊誌ベースに乗らないような作品を掲載してマンガをサポートしていた雑誌ですね。 絵は好き嫌いのある絵柄ですが、主人公の猫 ”ヒデヨシ”に代表される独特なキャラクターと世界感が魅力ですね。 ある意味、エポックメーキングかと。
17位:風と木の詩 竹宮恵子
少女漫画の大御所 竹宮恵子さんの代表作。美少年、同性愛、そして性描写とそのときのタブーを打ち破った画期的マンガ。妖艶なジルベールに代表されるキャラといい、ストーリーといい、面白い作品でした。
”美少年”マンガの先駆けとして、その後多くの女性ファンが”JUNE”などの同性愛の世界にはまっていきます。私の周りにも多くのそういうファンがいました。
16位:夢みる惑星 佐藤史生
SF、ファンタジーの傑作。 絵柄は好きにはなれませんでしたが、その世界、物語性は圧巻でした。こんな世界だよ、描きたいのはと興奮した覚えがあります。
少女雑誌として愛読していた「プチフラワー」の連載でしたね。
15位:はみだしっ子 三原順
暗いんですよ、この作品。でも良かった。(ま、根が暗い私なので)
親から見放された子供4人が、一緒にけなげに生きていくお話。かわいい4人(グレアム、アンジー、サーニン、マックス)にそれぞれ個性があって、彼らが一般社会で懸命に生きていきます。 セリフ、ネームが非常に多くて読むのに時間のかかる重い作品です。少女誌「花とゆめ」に連載されてました。
後、絵ですよね。太い輪郭と目の大きな顔。確かなデッサン力。画力は尊敬していました。
ちなみに作者は既に亡くなられておられるとのこと。残念です。
14位:マカロニほうれん荘 鴨川つばめ
マカロニほうれん荘【電子コミックス特別編集版】 1 (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 鴨川つばめ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/11/28
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70年代後半に燦然と現れた衝撃のギャグマンガ、「マカロニほうれん荘」
高校ピーマン学園に転校してきた真面目な”そうじ”が”トシちゃん”、”キンドーさん”という年喰った落第生のおバカに巻込まれるドタバタギャグ。 特撮ファンにバカ受けの仮装ギャグ満載の、リズム感にあふれる、ホントに衝撃的な作品でした。
いつもは週刊少年誌は読まなかったのだけど、これは読んでましたね。
作者は、この作品で完全燃焼します。それ位のエネルギーのあった作品。
13位:ストップ!! ひばりくん! 江口寿史
上述、「マカロニほうれん荘」と同時期にライバル誌”少年ジャンプ”で連載されたギャグマンガ「すすめ!! パイレーツ」。 その作者が第2弾として連載したのがこの「ストップ!! ひばりくん!」。
パイレーツも好きだったけど、作者が美少女描きに目覚めるようなこの作品の方が好きかな。他にも江口寿史さんには面白いマンガはたくさんありますが、何せ寡作なのでねえ。。 今はイラストレーターとしての地位を確立されてますね。
12位:絶対安全剃刀 高野文子
週刊誌ものから一転、マニアックな作品です。 どう表現したらいいんだろう。多分、今までのマンガの文脈とは違う表現なんですよね、この作品は。 それが凄くて、衝撃的でした。マンガという表現媒体が広がりを見せた一幕だと思います。
11位:空の色ににている 内田善美
80年代前半で燦然と輝く、究極の画風とその内容の重さ、文学性を持った秀作。 マンガ表現のひとつの到達点としてもいいんじゃないでしょうか。圧倒されました。この作者にも他にもたくさん秀作があります。
もう全て絶版なんですね。凄い高値で取引されてるようです。作者が再版を希望していないとか。。。
私の蔵書も貴重なものになってしまいました。
10位:火の鳥 手塚治虫
言わずとしれたマンガの神様、手塚治虫さん。その中の「火の鳥」は、1950年代から描かれてる長大な作品ですが、ちょうどこの時代に愛読していた「マンガ少年」の目玉としても掲載されていたので、ここで取り上げました。「火の鳥」は、長きの歴史と未来に渡る輪廻、転生をくり返すような壮大な物語。本音でいうとこの時代より、初期の黎明編とかの方が好きです。
手塚治虫さんは、日本のマンガの描写法、多くの後輩を輩出した偉大な方ですが、作品にはその振幅の大きさゆえにいい作品もあり、あまり好みではないものあり、色々です。その影響力の大きさゆえにマンガ界がその枠を抜けきれない期間もあったように思います。
しかしこの時代にその枠は大きくぶち壊され始めたように感じます。
9位:樹魔・伝説 水樹和佳子
SFマンガの傑作。ヒト、宇宙、精神そして樹木 神秘的な世界を内包しつつ描かれたSF。これこそセンス・オブ・ワンダーと言える作品。
このような傑作が少女漫画から出たことが素晴らしい。
8位:緑茶夢 森脇真末味
こちらはロックマンガの金字塔。その物語と、バンドの描写、唄うときの迫力、緊迫感はすごかった。 でももう絶版なんですねえ。 残念。
作者は関西出身で前述の山田章博さんとはお友達だった記憶が。
7位:巨人たちの伝説 星野之宣
LEGEND OF GIANTS 巨人たちの伝説 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 星野之宣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/28
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あの超メジャー ”週刊ジャンプ” が見出したマニアックSFマンガ家の一人、星野之宣さん。彼の代表作です。 過去に地球に栄えて氷河期に侵され滅びた”巨人族”。そしてその後の現代人もまた新たな氷河期が訪れその対策に挑むのだった。。
これ以外にも「はるかなる朝」「妖女伝説」など多くの素晴らしいSFマンガ作品があります。当時私は追っかけていましたね。
6位:ドラゴンボール 鳥山明
DRAGON BALL モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 鳥山明
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/10/12
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超メジャー作品がここで登場です。もう何も語る必要のない作品ですが、鳥山明さんは、その画力、想像力溢れる物語、構成力 全てに秀でた天才だと思います。最初の連載は「Dr.スランプ」で、その登場はマンガファンの間でも衝撃でした。そしてこの「ドランゴボール」で国内だけでなく世界的マンガ家に登りつめます。
いまだに何回も読みたい作品ですね。
5位:風の谷のナウシカ 宮崎駿
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
- 作者: 宮崎駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/10/31
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これも今や世界で超メジャーなジブリアニメで有名な宮崎駿さんの作品。もちろん宮崎駿さんは多くのテレビアニメ、映画作品で活躍された実績で既にこの時代でも神として崇められていたのですが、その宮崎さんの初の長編マンガとして、この作品は注目されていました。
”火の七日間” 戦争”で文明が壊れた後の荒廃し腐敗した世界、そこに住む様々な生物、そこで繰り広げられる二大国の戦いに巻き込まれながら真実を求めるように活動するナウシカ。そして真実は。。。。
SFとしての構想、構成、物語性。ナウシカという強い美少女キャラ、今までのマンガのペン入れの仕方などの描き方とは違う画。どれも凄い作品でした。
映画の”ナウシカ”もいいですが、マンガの方が百万倍すごい。 もしまだ読んでない方がいたら絶対に読むべき作品です。
4位:夢見る頃をすぎても 吉田秋生
吉田秋生(よしだあきみ)さんです。少女マンガでありながら、恋愛ものじゃなく、若い男性などの生活や活躍を描くような作家。長編「カリフォルニア物語」がこの頃描かれていて、それも大好きなのですが、あえてこの短編集を選びました。男子高校生の何気ない生活、ある意味どうでもいいような日常を描いています。だけどそこに一種のリアル感、親近感が湧いて、ときにはしんみりしながら、ときには笑いながら共感して楽しんでいました。その乾いた生活描写が、少女マンガなのに小さい目で描かれる顔や、頭でっかちじゃないデッサンのしっかりした体の画とあいまったいい作品です。
作者はその後、「BANANA FISH」のような長編、映画化された「桜の園」「海街diary」など多くの佳作、傑作を世に出していき、今でも描き続けておられます。素晴らしい!
3位:暗黒神話 諸星大二郎
私をノックアウトした、日本の古代史をベースにしたジャンル分けできない不思議なマンガ。一人の少年が、あるとき「君のお父さんは殺されたんだ」と教えられ、冒険、事件へと巻込まれる。古代史にまつわる種族の末裔などに会ったりしながら、少年の出征の秘密が明らかになっていく。。。。
正直いって画は上手くないです。でもそれも今までのマンガ手法の延長線上にないものとしても捉えらます。(そういえば当時、宮崎駿さんも好きだと講演で話されていたのを覚えています。)
でも画より何といってもその描かれる世界感がこの作品は凄い。 こんな風に古代史を感じたことがなかったのが衝撃でした。今の私が古事記とかの古代史が好きなのはこのマンガの影響です。
諸星大二郎さんの作品との初めての出会いは「妖怪ハンター」でした。珍しく手に取った「週刊少年ジャンプ」に掲載されていたのを読んだのでした。1974年のことですね。「妖怪ハンター」も傑作です。前述、星野之宣さんと並び「週刊少年ジャンプ」が見出したマニアック作家の一人ですね。
その後、作者は「マッドメンシリーズ」「西遊妖猿伝」など多くの傑作を世に出していて、今でも創作活動を続けられています。未だに他に類をみない稀有なマンガ家だと思います。
2位:ポーの一族 萩尾望都
言わずと知れた少女マンガの傑作。連載が1972年から76年とのことなのでギリギリ、この時代に入ります。もう語る言葉が出ないほど大好きな作品です。
先日書きましたがもうすぐ新作が読めるとのことで楽しみで仕方がありません。
萩尾望都さんのこの時代の他の作品も大好きです。「トーマの心臓」のような欧風な作品と多くのSF作品「11人いる!」「スターレッド」「ウは宇宙船のウ」などなど。。。
中でも光瀬龍原作の「百億の昼と千億の夜」は私を仏像の世界へ引き釣りこんだ私にとっては忘れられない傑作です。(「週刊少年チャンピオン」では浮いていましたが。。)
1位: 童夢 大友克洋
1980年のあの衝撃は忘れられません。「アクションデラックス」に掲載された「童夢」の第1回を読んだときの衝撃。 そのとき既に大友克洋さんは短編集「ショートピース」を刊行されていて、未完だった「Fire Ball」が話題になっていました。私は「ショートピース」や「マンガ奇想天外」で大友さんの作品を読んで ”なんだこの乾いた描写は! こんなの見たことない” 、”「Fire Ball」読みてえ!”って騒いでいました。そんな大友さん既体験だった私でも「童夢」は、ホントに衝撃的でした。
描写、進行、物語、アクション 全てが異次元の出来でした。
既に多くの方が語られていますが、その画の描写法は、それまでの手塚治虫的、マンガ的、劇画的手法とは全く違うものでした。 小さい目、低い鼻、動きの途中で止める人物の描写、ロングでとらえた人物、乾いた白い背景、かといって緻密な背景、建物等の濃密な描写などなど。。。。 マンガを”大友以前、大友以後”と後に語られる、大友克洋さんの登場はまさに事件だったのだと思います。浦沢直樹さんを初め今のマンガに脈々とその流れは流れています。
大友さんの作品では「AKIRA」が一番有名だと思いますが、マンガとしては物語を含めた全体の完成度からこの「童夢」がBestだと私は思います。 その「童夢」も今や絶版なんですね。 残念です。
最後に改めてこの時代のマンガを眺めてみると、エポックメーキングな作品が多いなと再認識します。いい体験でした。
ではでは。
4月末に飛び込んできた衝撃のニュース。それは「ポーの一族」の新作が40年ぶりに掲載!!
いやー、ホントに体が震えたというか、電車の中でスマホを見ていて飛び込んできた衝撃的なニュース。「ポーの一族」の新作が40年ぶりに掲載。
萩尾望都さんの「ポーの一族」は、マンガ史上に残る名作でありますが、私にとっても今まで読んだマンガの中でTop5の中に入る逸品です。ここで改めて物語は書きませんが、その物語展開、主人公達のキャラクターの妖艶な魅力、画力と構成、構図、その画で表現される雰囲気、それらの総合的な力が衝撃的であり、いまだに色あせない魅力です。 私は単行本で読んだ口ですが、いつもはヒトや作品に厳しい友達の女性も、その連載の雑誌の発売を待ちきれなかったと、言っていたのを今でも覚えています。 モー様とファンに慕われた萩尾望都さんの作品としては他にも多くのいい作品があり、「トーマの心臓」を一番と言う人もいますが、私にとっては「ポーの一族」が一番かな。
萩尾望都さんは今でも活発にマンガを描かれていて、ヒットすると描かなくなるマンガ家も多い中、長きに渡る創作意欲は素晴らしいというかスゴ過ぎます。この前、NHKの浦沢直樹の漫勉に出られていましたね。そのペン入れは美しかった。。
そんな萩尾望都さんの名作の新作が読めるなんて、ホント雑誌の発売が楽しみです。
復刻版も発売されるのだとか。 まだ読んでない人は読んでみては?
ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャル (特品)
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/05/10
- メディア: 新書
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ではでは。
GW前にまた青森に行ってきた。
だいぶご無沙汰してしまいましたあ。
昨年の8月からちょっと生活に変化があり、Blogの更新をできていなかったのですが、また少しずつ書いていきたいと思います。
さて今はGW真っ最中ですが皆さんは何をされてますか? 私はいつもGWは特に遠くとかには出かけず、5月2日は清志郎君の命日なのでライブに行ったり、近場で友達と飲んだり、のんびりしてます。旅行とかは混むしねえ。混んでるところは苦手です。
でも4月、5月は気温も丁度いい気持のいい季節なのでGW前後には旅行にはよく行きます。例年、京都に行くのですが、今年は昨年の6月に引き続き青森にまた行ってきました。見逃した青森県立美術館、十和田市現代美術館を観るのをメインの目的に。
美術館はそれぞれ趣き、面白さがあって楽しく、他に三内丸山遺跡や八甲田山ドライブも楽しめました。食事も美味しかったし、ちょうど桜も見ごろで弘前城や十和田市官庁街通りの桜がきれいなのはよかったです。
<弘前城の桜。お城が例年より移動して遠くになっちゃてます。。>
<十和田市 官庁街通り。現代美術館の前の通りです。>
で、旅行に行くと私はレンタカーを借りて色んなところを廻るのですが、そのとき必要なのはスマホ。もちろんレンタカーにもナビはついてるのですがいちいち場所を入力するのは面倒で、他の情報を見るためにもスマホをナビにも使用しながら走ります。
そうなるとスマホ用の電源が欲しくなるので、いつもクルマ用USB電源は必ず持っていきます。
後、小さ目のスマホホルダーを持っていくと更に便利ですね。
地方に行くと電波状況が悪くてスマホのアクセスが遅いのが難かなあ。
そんなときのために必ず行きたいところとかはGoogle MapをOff Lineでも見れるように保存したりしてます。
こうやってスマホ依存症から抜けられないのでした。
ではでは。